投稿日: 2024年11月24日
次女の担任のクラス(小学1年生)では、去年から机を無くしたとの事。
“Flexible-Seating Classroom”
自分の教育方針に見合った考え方なので取り入れた…。
彼女の勤める学校では初めての試みで、話を聞きに来てくれる人たちも結構いるとの弁。
全米でも最近はこういう教室の学校が増えてきており、どちらかと言うと中・高校生クラスに多く、高学年の教室から始まったらしい。
教室を一歩外に出ると、そこはダイナミックで、ものすごいスピードで変化し続けている現実世界。21世紀型教育では、そんな絶対正解のない実社会の各課題に対し、個々人が自らの判断で選択、対応していく能力を磨き、それを習慣化させる事にあるという。
積み上げ型教育や考え方、日本の一般常識では少々ハードルの高い、ホントの未来志向、大変化への対応の表れですね。
21世紀は「答えのない時代」と言われて久しいですが、それでは具体的に
どうする…?
どうしたらいい…?
ということについて、実際には、なかなか「行動」に至っていないのではないでしょうか?
AI時代に突入しつつある今、
AIにとっては難しくても、人間には得意なこと、その特長を生かした特別な能力を開発、より強化していく必要があります。
経験を重ね、それを積み上げることでより良いものにしていく、という従来型の価値観や行動様式はどう見てもAIが得意そうですよね。
「従来型」を全否定する訳ではありませんが、果たして
「21世紀型」と共存できるのか?
その場合、
それぞれの特徴をどう生かすか、
どのように調和させていくか、が
問われるのだと思います。
でも、「従来型」というのは、放っておいていても、真面目にコツコツ努力を重ねていけばある一定程度の結果が得られる、本能に沿った安心・安定型。
自らの経験値を軸に、絶え間ない努力で改良改善を繰り返す、PDCAを効率的に回す…。
その一方、
「21世紀型」は、未来から逆算した、全く次元の異なるいわばシリコンバレー的発想に近いのかもしれません。
同一人物の中に相反する2つの要素、性格を併せ持ち、それを状況に応じて適切に発揮する能力、は至難の業、一朝一夕に得られるものではないと思います。
が、一方、企業であれば、
それぞれの能力に長けた人財をタイムリーに適材適所でバランスよく配することができれば、その目的が達成される。
「 21世紀型」は…
「創意工夫」…を越えたところにあり、
一般的な常識を横に置き、取り払い、ドラえもんの「どこでもドア」のような全く自由気まま、のびのびとした脳力をみがく。
他の多くの人たちが絶対になし得ない、
あり得ない、避けてきたであろう
独自行動・体験を積み重ねてみる…。
そんな具体的なオリジナル体験から生まれる。
「明日はこうしたい」
「できたらいいな」
「こうなったらいいな」
「こうなるに違いない」…
まるで朝、顔を洗い、歯を磨くかの如く
こんな思考と行動を、「半自動的に」知らず知らずのうちに繰り返し続けた人は、
変化することが当たり前、
それも全く次元の異なった世界への変化…。
まるでスポーツの筋肉トレーニング同様、マインドセットやメンタル面でどれだけの威力を発揮することのできるような人間力が育まれていくのでしょうか。
一人一人が、明日を切り開く科学者…。
もしかして、多くの大発明家が生まれ育っていく素地ができ上がるかもしれません。
今のところ、AIは1を1.5にしたり、
2、10、100、1,000…にしたりはできますが、
「0」➡︎ 「1」にはできないと考えられています。
この「0を1」、全く新しいものを生み出す能力は、過去を一切忘れ、あるいは、無視しないと、実際にはなかなか磨かれていかないような気がします。
そこで、今、私たちにできること…。
従来からの常識や科学技術をゼロベースで考えて、「ことを成した」偉大な発明家や大革新者達、そして今現在、世間一般からは、異端児とも言われる人たちの
「思考プロセスに学ぶ」
そんな思考に触れ続けることで、自らの潜在力を呼び覚まし、可能性を発見し、自分オリジナルのイメージ・空想力・妄想力に火がつくような気がします。
”宇宙人” 「現代の魔法使い」落合陽一さんは
「答えを求めようとするな,社会に承認されようとするな.天才ではなく変態を目指せ」
などと過激なつぶやきをしていますが、表現の良し悪し、好き嫌いは別としても核心をついていると思います。
又、大前研一さん…その「リカレント教育」、稼ぐ力をつける。誰にも頼れない時代に就職してから学び直す…では、下記の記述が紹介されています。
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母親は、子どもを学校に行かせるときに、「先生の言うことを聞くのよ」と言って送り出したらだめです。先生の言うことを聞いたらろくな奴に育ちませんから。… 宿題をするよりもゲームで遊んでいる方が、頭の使い方が発達すると思いますよ。なぜかというと『ファイナルファンタジー』にしても、ロールプレイングゲームは「この扉をあけたらどうなるか」とか、未知の世界に入っていくじゃないですか。これは21世紀そのものですよ。いまは親が子どもの加害者になっているということが、非常に多いのではないでしょうか。対話が成り立つがどうかが重要です。それくらいの距離感で子どもと付き合うことをおすすめします。
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答えの  ない時代
答えは  いくつもある時代
私たちは今、とても興味深い時代に生きています。
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