投稿日: 2017年10月24日

先週土曜日 (10/21)、
シカゴ日本商工会議所
(JCCC: Japanese Chamber of Commerce & Industry of Chicago)
の運輸・観光部会主催 の
「フランク・ロイド・ライト邸 兼 スタジオ ツアー」
Frank Lloyd Wright Home and Studio
へ参加しました。

フランク・ロイド・ライト は、
(1867.0608 – 1959.0409)

旧帝国ホテルの設計 等、
20世紀を代表する建築家の一人、
(近代建築の三大巨匠)
と言われています。

今年はライトの生誕150年です。

その彼が20年暮らしていた
というシカゴ郊外のオークパークは
私の自宅から車で40分のところでした。

特に建築に興味・関心ががある、
という訳ではないので、

「いつでも行ける」
「いつか行こう」

は、結局、
「行かなかった…」

に、
なると思ったので、

これまで、ず~っと
「行きたかった…」

と言う家内と共に
「行ってきました。」

気温摂氏15度で、少し涼しい感じでしたが、
好天に恵まれて
清々しい心地よい時間でした。

ライトが20年暮らした邸宅や隣接するスタジオ、

次いで、
近隣の、
彼の手がけた何軒かの建築物(邸宅)
を鑑賞しました。

ライトは
日本とのゆかりも
色々あったようです。

中でも、
1893年のシカゴ万博の際に

「平等院鳳凰堂」

をモチーフに
日本人の大工によって建立された
日本館・鳳凰殿

が、
帝国ホテルの「ライト館」

のデザインにインスピレーションを与えたとの事。

着工以来4年の歳月を経て1923年(大正12年)完成。

奇しくもこの1923年の9月1日…、
落成記念披露宴が開かれることになった

まさにこの日に

関東大震災発生 !!

周辺の多くの建物が
倒壊したり火災に見舞われたりする中、

耐震防火に配慮した設計
だったとの事で
大きな損傷も無く、

ホテルは被災した人々に
客室を避難所として開放
したそうです。

只、
ライトは
「完璧主義」
だったということで、

結果、
大幅な予算オーバーで当初予算の6倍にも
膨れ上がったらしい。

何かに愛情を注ぎ、
こだわり尽くした
ところは

さすが一流の
芸術家、
ですが、

人付き合いや、
経営者、ビジネス・マインド
には欠けていたのでしょうか…。

でも、この部分、
見えないところにも
妥協を許さず
完璧さを求める
美意識。

日本の職人文化
にも通じるところがありますね。

ところで
この職人文化…。

どのようにして
技術の継承を
行なったらよいでしょう?

「技術」には、

(a) 時代に即して進化し続ける 技術
(b) その土地・風土・伝統に根ざす 技術


2種類がありそうです。

「その土地・風土・伝統に根ざす」
技術は、

少量・小規模生産
を前提に
独特のオンリーワン技術。

職人の「勘」や「コツ」が命、
「手間ひま」かけて
作品文化、芸術的価値
として洗練され
手業(てわざ)として伝承され

花が咲き続けることになるでしょう…か?

是非、そうあって欲しいです。

一方、
「時代に即して進化し続ける」
技術の方は、

それを
後世に伝え続けるには
それをサポートする
人 = ビジネス
という要素を度外視できません。

ビジネス・マインドを
持つ必要があります。

即ち、

時代の流れ、
人・エネルギーの動き、

はどこに向かっているのか?

を注視、把握しておく必要があります。

現代は、

インターネットの時代、

から今や

AIの時代
に突入しました。

更に…、

ますます
グローバル化(地球一体化)
の進む時代、

他国・他地域の人と
共存共栄すべき時代

でもあります。

一方、

日本は
2011年から人口減少と少子化の進展、
若年層の少ない人口構造、
平均年齢46歳、
等、

人の動き=エネルギー
に於いては

弱体化が大いに懸念されます。

そこで、

「日本国内」
に留まらず、

より大きなエネルギーの
流れているところ、
流れそうなところ、
に向かって、

「日本発世界行き」
のチケット
を得て、

自らの
価値・エネルギーを
向かわせる。

即ち、

商品・技術・サービス

積極的に、

最先端
マーケティング技術
セールス技術
インターネット技術…

に乗せる…。

その為、
SITA3Sを仕掛ける。

即ち、商品やサービスについて、

Search:検索され
Interest: 興味をもってもらい…

Trust:信頼して頂き、
Action:買って頂く。

そして…
Satisfy, Share & Spread….
満足し、共有、拡散してもらう…。

これまで慣れ親しんできた

「いつものやり方…」

ではなく、

誰もが
居ながらにして
コストもかけないで
気軽に

参加できる…

そんな

「近未来型プラットフォーム」

構築を目指します。

+++++
ライトは、
浮世絵の収集家、
だったそうで
邸内に何点かの浮世絵が
飾ってありました。

昔から
日本の技術、アートは

世界一流の人にも、
世界中の多くの人々にも
大きな影響を与えていたのですね…。

今の私達も、

100年後の後輩たちに
大いに胸を張れるよう、

変化し続ける
新しい時代の流れに
見事に沿いつつ…

ビジネスを成功させながら、

オンリーワンの
技術の進化・継承
伝統の洗練・継承
価値の創造・継承

を果たしていきましょう!

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