投稿日: 2017年11月11日

このところ急に冷え込んできました。
一昨日は 摂氏3度。

いよいよシカゴの冬も始まりかな、
と思っていたところ

昨日は、ラインで次女から
晴れた天気だけど マイナス6度 との報。

ええ~?と思ってドアを開けるとさすがに
冷~い。

まあ、屋内でスクリーンを相手にしている間は
どちらにせよ、
大勢に影響はないかな~と…。

外を見ると
雪がちらついていた。  初雪…?

ついこの間、
「紅葉もそろそろ終わりかな…」
と思っていた矢先。

雪もこの程度で
降ったりやんだりしている間は、
季節の移り、
雪景色を楽しんでいられますが…。

今年は
どんな「シカゴの冬」
になるのでしょう…。

「強制労働」 (雪かき)

は避けたいものです…。

++++++
シカゴの秋から冬への
移り身も早いのですが、

世の中から
求められている「価値の変化」も
早いですよね。

昨日の紅葉が
今日の雪化粧

のような
短期間の極端な変化にも対応する様、
各企業は求められているのかもしれません。

「企業の目的とは何か」

… 世の中に「価値」を提供すること

に他ならないと思いますが、

でも、その「価値」って…?

相手が決める事ですよね。

相手とは

顧客…
市場…。

時には、
その相手すらも
気付いていない
認識していない

ニーズ  や
ニーズ  の変化

を見い出し、
それにオンリーワンで応え、

伝える…。
価値を認めてもらう。

だから、
企業の目的とは

「顧客の創造」
であり、
「市場の創造」

ということになりそうです。

当たり前、と言えば 当たり前、

なのですが、これを
を常日頃からよほど
意識し確認し続けていかないと、

殊に現代では
「今のままでも…」
「まだ、大丈夫」
「後で、もう少し後で…」

は、
「気が付いたら…」
ということになりかねません。

つい最近まで忙しかったのに、
このところ少し
時間・キャパ的に
少し余裕が出てきた、

と思っていたら
自分の 会社どころか
自分の 業界が
すっかり 様変わり していた、
ということも普通に
起きていそうです。

企業の目的 とは

「顧客の創造」
であり
「市場の創造」

即ち、これまでは、

お客さんから 求められるものを、
お客さんから 欲しいと言われるものを、
お客さんの 好まれるものを、
お客さんの 必要とされるものを、

そのまま タイムリーに
提供することで良かった、

はずですが、

ただ…、
これまでのように、
何も考えず、
只、ひたすら
提供する…、

これだけで どうなんでしょう?

これまでは
「同じ 業界内」 の
「同じ 域内」 の

競合相手より 一歩か半歩、
前に進む努力をしていれば良かった。

価格 でも
品質 でも
サービス でも…。

しかしながら…、

「時代の流れ」
が早くて

「時代の波」
が大きい今…。

(前回の投稿記事にも触れた)
農業、車、金融、タクシー、等…
の業界はほんの一例に過ぎない訳です。

例えば…、
通信手段… その内、
「電話」
にしても、一変しましたね。
私達のライフスタイルまで一変させてしまう。
(少なくとも私にとっては大変化!)

時代の流れと共に
固定電話 から 携帯電話、

そして 今や、

ポケットに入れていつでもどこでも持ち歩く
パソコン…、

「スマホ」

少しの 機能アップ、
少々 カッコいいデザイン、

どころの騒ぎではない
革新的な変化。

過去の延長線上 にはない変化…

です。

成熟期…。

その市場全体が飽和すると
その業界内の

価格競争で
デザイン・品ぞろえ競争で

疲弊していきます。

すると、
ある一定の時期を経て、
業界全体が衰退してしまう前に

誰かが
イノベーションを起こし、

「顧客創造」

を行い、
新しい需要を喚起する、

これまでとは全く
異次元の画期的 な
製品やサービスを開発する
ことがあります。

従来の製品からは
到底想像できなかったニーズを引き出し、

新しい需要、
新しいお客

を創ることができると、

またその業界全体の元気が復活する。

「顧客の創造」

の結果、
中身の製品やサービスは変わっても、
その業界は維持・存続することができます。

又、業界全体で1兆円市場の
学習塾市場…。

以前は学習塾と言えば
「進学塾」
でした。

それが、
少子化でだれでも高校・大学と進学できるようになると、

学校の授業に付いていけない子供のために
「補習塾」
が生まれ、

集団ではなく
「個別指導する塾」
が生まれ、

そして、いつでも参加できる
「衛星塾」…。

更に、近未来には
「AI 先生」
の登場で、生徒一人一人の学習スピードに応じて
復習、学習プログラムを自動で提供…

といった流れとなるのでしょう。

只、この「流れ」…、

同時多発的な各種テクノロジーの
目覚ましい発展に呼応し、

求められる価値も高度化し、
変化のスピードが加速し、

同時に、
顧客のニーズも多様化しています。

これを
肯定的に据えるならば、

「顧客の創造」

のチャンスがどんどん拡がっている、
という見方ができます。

そうして考えてみると…

「グローバル化」
「地球一体化」 とは、

今や、どこか・他人事、

輸出企業
海外市場

向け、だけの言葉、
ではないですよね。

この時代を
どの様に据えるか?
認識するのか…?

今や
どんな中小零細であっても
「打って出れる」 時代、

逆に、
打って出ないと
「気が付けば…」

という時代です。

その要因は
テクノロジーによってもたらされた
デジタル化 や ネットワーク化

そして、それらによって
パワーアップされ、加速された
「グローバル化」

がもたらすものです。

即ち、
ネットワーク化 や
デジタル化  が
グローバル化 に

拍車をかけた、 ということです。

どんな日本企業でも
容易に
海外展開できる、
ということ…。

でも、一方でそれは

海外企業が
容易に
日本国内市場に
入って来れる、

ということ、でもあります。

考えてみれば、

私も大好きなラーメン…、
この業界は「打って出て」いますね。

以前、そば しかなかった時、
ある人が、そばつゆ の中に中華麺を入れてみた。
中華そば・ラーメンを食べたいというお客さんができた。
新しい需要層、お客 ができた…。

これは、
その「ある人」が
ラーメン市場という
「顧客を創造」 し、
「企業の目的を果たした」
ことになります。

さらに誰かが
だしを変えてみた。
そばつゆの代わりに味噌を…、と。

塩ラーメン、味噌ラーメン、とんこつラーメン…、

こんなラーメンを食べたい、
あんなラーメンが欲しい、

というお客さんを次々造り出した。

新しい市場を創りました。、
即ち、

「顧客の創造」

です。

そして、
日本で全国津々浦々
次々
新しい店がオープンしていきました。

今や
ありとあらゆる種類のラーメン店があります。

もはや、飽和状態…?

すると今度は

海外へ、

このところ
近年急速なラーメンブームが
今、この国アメリカでも
私達の住むシカゴでも
次々オープンです。

これも、
日本以外の国では、
これまで
あまり無かった、

或いは

日本人以外の人には
これまで
あまり知られていなかった、

のですから、

この国でも次々

「顧客の創造」

が行なわれていっている、
ということでしょう。

同じ事…、

日本のあらゆる業界で考えられませんか?

日本では
頭打ち
飽和状態
になっていたとしても、

日本の常識が
海外の非常識

日本の非常識が
海外では常識

そんな情報が
インターネットを通じて行き交います。

それらを
瞬時にして 得る ことができ
瞬時にして 伝える ことができます。

インプット と  アウトプット

を繰り返しながら
市場 (顧客) と
気軽に、親しく、身近に
対話できます。

そんな日々の活動を通して、

私の会社は

「何のために…?」

を考え、

私の会社が

「あればこそ」、

そのサービスを受けたい
その商品が欲しい…

という
お客さんを生み、喜ばせ、
市場を創っていく。

同じ業界・産業だったとしても、

個々が
「顧客の創造」を続け、
新たな市場を創る。

A社 ではない、
B社 ではない、

「私の会社」

が次々出てくる。

いつかは
新しい商品・サービスを造っていこう!

自分のオンリーワンを

新鮮に感じてくれる、
喜んでくれる、
価値を感じてくれる、

そんなお客さんを増やす…。

それぞれが、
世の中に 新しい価値を生み出そう!
いつか 新しい市場を作り出そう!

という気概を持ち、

「お蔭様で」 この地球はよくなった…

と思って頂ける人を増やす、

「顧客の創造」

を目指す必要があるのでしょう。

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