投稿日: 2018年01月20日

日本からシカゴの我が家に戻って
丁度2週間が経ちました。

しばらく喉の調子がおかしくて、
声も出ない状態が続いたのですが、
ようやく元の状態に戻りつつあるようで、ヤレヤレです。

声が出ない、
というのは初めての経験でした。
どんなに不便なのか、を知る、
とても貴重な体験ができました。(汗)

本日は、7年前、
あの大震災の起きる1か月前の2011年2月に
亡くなった母の誕生日です。
…生きてていてくれたなら96歳…、

彼女の生まれた年月日・1922.0120を忘れたことはありません。

私達の親の世代はまさに
第二次世界大戦、1939年から1945年までの6年間、
そしてその前後の動乱の時期に、
その若くて貴重な青春時代、だけでなく…

自由に自分を生きれたはずの
人生の大半の年月を奪われてしまいました。

さぞかし、
私たちが今想像できないくらい辛い、

身内や友人・知人との別れを日常的に経験されて来たことでしょう。

それだから余計に
熱くホットな関係であって
はかなく、むなしい、
いつも別れと隣り合わせの

親子、兄弟姉妹など家族の絆、
というものの価値を肌で感じておられていたことでしょう。

せめて自分の子供達には、と、

より良い人生、豊かで幸せな人生を送って欲しい…、

そのために
とにかく良く学んで、頑張って、良い高校、良い大学、良い会社に入って…と。

そんな親たちの一心な願いに応えようと、
私達もまたその期待に応えるのが当たり前のように、

負けん気ムンムン、
がむしゃらだった…、

周りの皆がそんな感じだった頃を思い出します。

競争…。
負けないよ!

日本国内に留まらず世界に対して…。
(英語は全然できないのに…)

そんな日本人が多かった様に思う…。

結果、
廃墟と化した1945年から僅か40年後には
世界第2位の経済大国になった…。

やはり奇跡的ですよね。

…これまで私達自身やその親たちの世代の頑張りで今日がある、
と思わざるを得ません。

ところが、今や、その積み上げ、築いて来た
礎となる戦後の体制、組織や企業が揺らぎ続けて久しいです。

四苦八苦…
青息吐息…、

持てる者
持たざる者、

知っている者
知らざる者

そして
行動する者
行動する者をただ見ているだけの者…。

ますます
格差の広がっていく時代に向かっているのではないでしょうか?

景気の低迷は
人口減少、高齢化による消費の大幅減に起因する、と、
わかっていても
中途半端で
泥縄対応に終始し
ほぼ無策…。

これは日本、国として構造的で深刻
な筈。

絶頂期だった1980年台の後半から30年
(奇しくも、私たち家族が日本を離れて30年)

どう歩んでいけば良いのか…、
どの道を進めば良いのか、
只、ひたすら探り続けた30年だった様にも見えます。

今でも
未だ抜本的解決策を打ち出せないまま…?

私たち、個人個人もまた同じように
自分の人生をどのように描けばよいのか、
見えないのでしょうか…???

考え続けて
見えてくるものでしょうか?

ベストを求めて
ベターを決断しない。

でも、その間
インターネットに代表される
情報通信技術の大発展、
所謂、革命と呼ぶにふさわしい
画期的な波が来ていました。

双子の革命、
デジタル革命とICT革命です。

ICT革命とは、
IT革命(Information Technology Revolution)
に情報をデジタル化して一段とパワーアップした
ICT革命=情報通信技術革命(Information and Communication Technology)です。

コンピュータによる通信ネットワークの発展で,
社会全般にわたる構造変革が起きました。
アメリカでは 1990年代初頭からインターネットが普及し,
企業活動は勿論、
行政サービス,文化・学術活動に至るまで
暮らしの様々な場面で活用が進みました。

一方、
日本は、バブルがはじけた直後でもあり、
自信を失い、
これまでまっしぐらに進んできた道に付いて
方向感を失っていた時期と重なりました。

それでも
2000年台に入ってからは
その波に乗るべく
所謂「IT起業家」を中心に
情報通信の飛躍的な可能性に気付いた若者たちがいました。

彼らの多くは
大変な読書家・勉強家でもあり、、
意欲旺盛な行動派。


新しいことに異常なばかりの興味・関心を抱き、
その可能性と自らの夢に向かって突き進む…。

失敗をものともしない
勇気と挑戦意欲に長けた人達でした。

既成概念…、
「これまでの常識をひっくり返す」
と息巻き

旧態依然とした
大手、組織に挑み、
彼等を相手に躍進が続きました…。

翻って、
戦前の親に育てられた
私たちの年代のほどんど全て、

或いは又、

その私たちに育てられた
日本に住む普通の良い人たちの大半99%

はどうだったでしょうか?

今まで通り、1990年までの
やり方、行き方・生き方に疑問を抱きつつも

ICTの波をまともに浴びながらも、

その変化の波を傍目、横目で見つつ
別世界、他人事
にしていなかっただろうか…?

もはや、
有名大学、有名会社に入って生涯
「安定した暮らし」
を期待しながらも、
その実現の保証はどこにもない
というより、
もはやそれは幻想であること、

それをうすうす感じながらも…
です。

「今まで通り」
というのはあり得ず、
生涯にわたっての安心安定社会はあり得ない、
のに…。

よくわからないもの
目に見えないもの
に蓋をして、

やらなくてよい理由のみを
天才の様に次々思いつき、

このまま現状維持。

何もせず、
あきらめムード。

中に入って
新しい流れに学ぼうとせず…。

自分のたった一度だけの人生を「成り行き」で過ごす。

本当は自分の人生、
可能性に満ち満ちているはずなのに…。

その結果どうなりました…?

今の生活、
「とても満足している」
という人は人生が完結してしまっています。
「出来上がり人生」です。

人それぞれですから
その人にとって
それはそれで良いのかもしれません。

でも、
一回限りの人生、
思いっきり
ワクワク未来を楽しもうとする人は、

新しい こと、
新しい ひと、

自分にとっては
未知の事や人に
興味関心を持ち、
それに関わり、触れ続けていく必要があります。

今のまま
「これで良い」

そんなことはあり得ません。

まして、
ビジネスしている人であるなら、
「このままで…」と、
とてもそんな呑気なことを言ってはおれないでしょう。
多くの人の人生、家族の幸せを担っているのですから…。

安心安定を覆す「変化」
「危機」を
危険とみるか
機会と認識するのか?

この課題を自分に改めて問うてみる…。

折しも…、
新しい時代、
今、新たな大革命期に遭遇しています!!

まさしく
上記ICT革命以上の大波に違いない、
です。

それも、今回は
グローバル・世界レベルで
しかも同時多発的です。

AI、ロボット、IoTに加えて、

更には、

ブロックチェーン、暗号通貨に代表される
「金融革命」
のまさに突入期、黎明期です。

「機会」
と認識できる人にとっては
こんなに興味をそそられる時代は無いかも知れません。

勉強することに事欠かないし、
絶対的に正解な道もない。
まさに
前人未踏の領域。

だから、
人より多く行動し、
誰よりも多くの失敗を重ねる。
その体験から学ぶ…。
それをひたすら繰り返す…。

あの2000年台前半から
躍進した若手ICT起業家にとっては
2度目の大きなチャンス。
この波に乗るのは
朝飯前かも知れません。

でも、よ~く考えてみれば
私たちだって…、
チャンスは平等に与えられています。
要は
考え方、マインドセットです。

考え方を変え、
行動を変え、
結果を変える、
という一連の流れ、
「人生の方程式」。

だから、結果を変えたければ、
その逆をたどる…。

結果を 夢や目標として 明確に描き、
それに基づいた 行動 をし、
そのための 考え方 をする。

そのためには
「できることならやりたくない」
「やらなくていいならやりたくない」
「不安だ」「面倒だ」

と心の内面からの悪魔のささやき、誘惑…。
自らの本能に打ち勝たなければなりません。

いわば本能に逆らった生き方をしなければ
自分の人生は
これまでの10年の人生と
今後の10年の人生
変わるわるはずもありません。

過去の延長線上に自分の描く未来、
希望や夢が描けないのなら…、

そしてそのためになすべき方法がわからない、
どうしてよいのかその考え方・
取るべき行動が分からなければ…、

どうしたらいい??

簡単かどうかは別として
シンプル…?

秘訣は…、

自分の描く夢を、
その同じ夢をすでに達成している人、
成功者から素直に学ぶ。

彼らと同じ環境、人間関係に身を置く。
体感する、そして行動する。
一度描けた道は迷わず即断即決即行動…。

今、「一見」平和な国ニッポンにいて
先代の時代と比較するまでもなく豊かであるはずの

この今を…、

折角の…、
この 大いに新しいことにチャレンジし易く
「個」の輝くことのできる環境に満ち満ちている

この「今」を
謳歌しましょう!

他人事、
成り行きではなく
自分の
積極人生です。

少なくとも、
五体満足、健康で生活させて頂いている、
ということに対し、
親達先人に感謝しつつ、

私たち一人一人が
それぞれの抱く夢を大切に、
この今ある環境を大いに活用し、

それぞれの個々の 潜在力 を発揮して、

可能な範囲で身の回りの人達に何らか
「為になる」
「喜ばれる」

を積み重ねる人生を歩みたいものです。

今年、戌年には「勤勉な努力家」という意味もあるとのこと…。

それなら今年は、

その勤勉さに、

新しい事や夢に向かう
積極・種まき活動を合体させて

明日の「収穫・結果」に期待しましょう!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
● 先週1月14日(日)は
2018年度 JCCC主催の新年会でした。
JCCC(Japanese Chamber of Commerce and Industry of Chicago =シカゴ日本商工会議所)

シカゴ近郊に住む多くの日系企業とその家族(800人余り)で新年を祝う催しがありました。
シカゴ総領事の他、
今年はイリノイ州知事夫妻の参加もありました。
彼の親の影響もあって親日派とのことでした。そして、初の海外渡航先は日本だったそうです。

私は次女と二人で参加。
声の調子がおかしかったけど、
昔よくカラオケで歌った「神田川」

私の青春時代と重なって、
次々繰り出す彼の歌たちが奏でる
メロディーはとても好きでした。

フォークシンガー
かぐや姫のリーダー
南こうせつ

が聞けるとあっては
出かけざるを得ませんでした。

やっぱりいいな~
昭和の歌は…。

テーブル一つ隔てた傍まで
(私のために?)
来てくれたので思わずシャッターを切ってしまいました。

会場内では
長い長~い付き合い

大阪勤務時代からの気の置けない友人…。
そのご家族…。
奥さんから、のどに良い、と薬を頂きました。
「ありがとうございます!!」

我が家の子ども達の
日本人学校時代の先生たちとも
久しぶりの対面…。
懐かしがって頂ける先生達。
有難いですね。
同じシカゴ近郊に住んでいるとは言え
こんな時でもないと出会えません…。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
● 昨夜、1月19日(金)は
盛和塾シカゴの年次総会でした。
喉の調子は、未だに今一つ芳しくなかったのですが、
幹事役 兼 司会を担当させて頂きましたー。

50人程のメンバーですが、
シカゴ・イリノイ州外の塾生も多く、
ウィスコンシンや遠くカナダのバンクーバーのメンバーとはオンラインで繋いで中継。
無事総会を終えることができました。

遠隔地とのネッ会議…、
ネット環境もかなり改善されてきましたね。

戻る