投稿日: 2019年01月26日

春の選抜高校野球、
我が母校の鳥取県立.

米子東高校 が

晴れの甲子園へ❗️

快挙、快挙、快挙…
あっぱれ、アッパレ です!

北海道から沖縄まで
日本全国に散らばる

友人たちの興奮…
モニターの後ろからの 叫び…

若返った彼等の
慌しい動きが
嬉しい。

気持ちは既に甲子園にあるようです…。

その昔…
1960年の時、選抜で準優勝しました…

子どもの頃の私には、
「ふーん」

でも、この話、その後、
何度も、何度も
数十年にも渡って
耳にし続けることになりました…。

そして…
時は容赦なく流れて行きました。

輝かしく
誇らしく思っていた
その栄光も次第に色あせ、
すっかり記憶の彼方へ…

+++++++++++
日本全国47都道府県の中で

最も少ない 人口の県、
最も少ない 高校の数 (31)

そんな一見、”恵まれた”
競争条件であるはずなのに、
県の代表への道すら遠かった…。

でも、考えてみれば、

今や圧倒的な存在感の
私立… の高校 に対し

公立 (県立)の高校。

県内トップを争う、
いわゆる「進学校 」

ではあっても、
否、「が故に」
と言った方が良いかも知れない。

野球に於いては
競争環境も低いように思える…
(事実、今回のベンチ部員数は僅か 16人)

とあっては、
弱体、衰退化へたどってしまうのも
止む無し、なのかも…。

殊に、
格段に進化していると思われる
現代野球…、

アスリートのパフォーマンスを
科学的に向上させる
「スポーツ科学」や、
関連トレーニング機材、施設 …

そして
各種専門家、
実績のある監督やコーチ…

勝利には、これらの必須なリソースが
圧倒的に劣っている…

そんな条件下の子ども達が
ヒノキ舞台に立てる確率は……????

そんな矢先に
飛び込んできたニュースでした。

去年の暮れ頃から
友人たちのグループメールのやり取り が
活発になって来ていました。

地元の新聞、メディア等から
伝えられる話には、
感動ストーリーも…。

何と、この野球の選手たち、
「科学研究」
日本野球科学研究会の大会で
特別新人賞を受けたとのこと。

大学の研究者や企業など
66組が発表し、
高校生の受賞は初めて、という。

メンタルトレーニングで
「笑顔でプレーするとパフォーマンスが上がる」
をヒントに、

“表情や言動が競技力を高める”

との分析が
受賞対象だったそうです。

「文武両道」

という言葉が
即座に浮かびました。

Yahoo ニュースで伝えられる
この監督、選手たち……。

https://headlines.yahoo.co.jp/article…

まずやらなければならないのは…、

何をやるべきかを
科学的知見
に基づいて決める。

強くなるためのの方法を
細分化していく。

安易に強豪校の模倣に走るのではなく、
多種多様な分野から貪欲に知識を吸収。

仕組みとして
監督が交代しても強さが永続的に続いていく組織を…

と言いつつ、
一方で、

この37歳の若武者、
紙本監督は、

見事な
「フィロソフィーの実践者」
に他ならない。

選手たちのモチベーション向上に工夫
「目標設定」➡︎ 内発的動機づけ

「野球を通して“こんなこと”を実現したい…。

そして、
週刊文春、Yahooでも取り上げられた

超合理的思考…

https://headlines.yahoo.co.jp/article…

「何かを捨てる勇気を持つ」

何かをする
とは
何かをしない

何をすべき なのか
より
何をすべき 「でない」か

を明確にする。

まさしくこれは

選択と集中。

そして…
限られた時間をいかに有効に使って行くか…。

「文武両道」
ではなく

「文武不岐」

と言う。

即ち、
学問と武道は異なるものではなく
修得するには厳しい修練をして
人としても 向上しなければならない…

これは、私たちの
「フィロソフィー」では、

「人生」と 「経営」

の道が 同一である、
に通じます。

即ち、
学校の勉強も
学校の部活も
分けて考えるのではなく、

大元は同じ。

「一体」
となって相乗効果をはかる…。

日々、計画的に、
「24時間=1,440分を使い切る人になろう!」
と、呼びかけ、

人間の本能は、
放っておくと、
常に楽な方を選択してしまう…

でも、その場合、
その本能のままに時間を使い続けてしまっては
あまりに惜しい、
勿体ない生き方になってしまう。

その為に、
時間を計画的に使う。

即ち、
目標設定…。
「具体的な目標を立てる」

「映像的イメージができるように…」

その為には…期日と場所が
明確になっていなければならない、

と、言う。

その為の秘訣は、

「行動の習慣化」

そして、
「目標設定」する事で自然発生する
「目標の確認」

生徒達には、
甲子園に 行くこと自体が目的なのではなく、

「行くこと で得られる何が欲しいのか」

を知る事が大切なはず、と説く。

その「目的 」に
4つの座標軸を与える。

自分軸 他者軸
有形軸 無形軸

生徒は
どんどん書き込んでいく。

例えば、「他者/無形軸」では、

● 親に感動してもらう
● 学校全体が喜んでくれる…

目標達成のための
タイムマネージメント。

5W1Hで紙に書き出して
スケジュールを考える。

興味深いのは、
スケジュール内に、
意識的、計画的に

「ダラダラする」時間

を入れさせている。

でもそれは全て

習慣化
ルーティン化

の中での時間。

そして曰く、
「その時」が
来てから行うのと
予め決めておくのとでは、

全く違う!

事前の準備

1. スケジューリングの習慣化、

そして、
「次の打席はこうしよう」、と、

2. 思考の習慣化

紙本監督は、
「目標設定は効果絶大」
「凄まじい力を発揮する」
と言っていた。

+++++++++++
事実、
一人一人の個性に沿って
それぞれ異なる

「力の抜き方」

も大きな効果があったのでしょう。

そうでなければ、
広島、岡山、山口、島根、鳥取…
中国地区5県内、
甲子園常連の有力校を連破し、

僅か3校だけに与えられる
甲子園行きチケットを
勝ち取ることは出来なかったはず…。

周りの大人たちの殆どが
諦めていた「夢」を、

この先、
「可能性しかない」
生徒達の中にある

無限の可能性を目覚めさせ、
実際に
その方向へと確かに誘いつつある
紙本監督、

そして、その実践者、選手たちに
心からエールを送りつつ

甲子園の米子東

「らしさ」を

楽しみにしたいと思います。

 

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