投稿日: 2024年11月24日

FBでつながって頂いている
船木威徳医師。

「何をやりたいか? ではなく」

という投稿を目にしました。
(この記事の最下部にシェア参照)

私自身に問いかけつつ、
このところよく口にする言葉…

「何のために…」

を改めて思う。

「目の前」のこと…
に打ち込む。

仕事のこと…
ビジネス・会社のこと、
家族のこと、
人間関係…
お金のこと…

喜び と 悲しみ
楽しみ と 苦しみ

ワンセットであるかの如く、
必ずと言っていいほど
その大きな「山と谷」は訪れてきました。

喜びや楽しみが何故続かないのだろう…。

でも、このところ、その波の揺れ、
とりわけ「谷」の部分が
少し薄まってきたような
そんな気がする。

少し肩の力が抜けたからなのか…

「ねばならない」重みが
少しゆるくなってきたからなのだろうか…。

「やりたいこと」= 「今やっていること」と
「考える」ことができれば…
「思う」ことができていれば…

その望む姿・理想の姿に
今は程遠くても良いのでは…?

たった一度しかない人生…

「ありたい形」
「なりたい姿」
に向け、

Do what you want!
ではなく
Do what you love!
の方が誤解を生まなくていい。

特に若い時は、自分の直感を信じ、
一気呵成に、まっしぐらに突き進むのが良いと思う。

小さな事でも、とにかく一生懸命。

不思議なことに…
自分の心に素直に
やりたいことをやっていると、

あまり深くあれこれ考えなくても、
自然と周りから求められることも
セットになって「ついてくる」。

まさに、
You have to trust that the dots will somehow connect in your future.
点と点はいつか必ず結びつく。あなたにとってムダな事は1つもない。

やりたいことにまっしぐら、
生き生きと向き合う…
そして
私自身、そんな姿に惹かれる。

でもできたら、時を経て、
何かのきっかけで…

稲盛さんの「渦の中心になれ」

そして、
You must be the change you want to see in the world.
あなたがこの世で見たいと思う変化に「あなた自身がなる」

もいいですね。

Take, Take…..
は論外、

Take and Give
でも、幸せは遠ざかってしまい…

Give and Take
でも不十分。これまでと変わらず「普通」。

最近
Give and Give with Love
を学びました。

+++++
「これから」に向け
夢と希望を抱きながら、

何らかの形で
他人 や 世の中 と
関わりを維持したい…

「現役」にこだわる

何らかの「役割」「務め」
を果たすことで
喜び、生きがいを感じる…

必要とされる自分、
「現役」を支える原動力

そんな 時 = 「現役世代」に
そんな 気持ち = 「生涯現役」で。

やりたいことは
[現役」であり続ける限り、
人間に「欲」がある限り、
際限がない…

どこまで行っても
満足できないかもしれない。

…時が流れ、

ある日ある時、
はっと気がつく。

コレって嬉しいな…
素直に楽しい…

その場、その瞬間、
その人の役に立つ、
役に立とうと努力する…
…の「ために」働く、動く。

求められることをする…
今の自分にできること、
目の前の自分の役を全うする…

それが自然に行えるようになると、
人生の「山谷の波形」が変わってくるように思う。

スティーブジョブス
The journey is the reward!
終着点は重要じゃない。旅の途中を大いに楽しめ!

その懸命、純でひたむきなプロセスを
「現役」として続ける。

それをこの先、
楽しみ続けることができるならば

それこそが
「豊かな人生だった」
と振り返ることのできる、
自分に与えられた
「幸せ」
というご褒美なのかもしれない。

+++++

「二度とない人生だから」

作詩:坂村 真民
作曲:鈴木 憲夫

https://youtu.be/mVVNAQph1Lo
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【 何をやりたいか?ではなく 】

モノがあふれ、
物質的には「豊か」になった
この国では、もう、いつからでしょう。

「たった一度の人生なんだから
『自分がやりたいこと』を
やればいい、嫌なことなど
やっている時間が無駄だ。」

と言うような考えがはびこり、
では、どうやって、
「やりたいこと」だけで
稼いでいくか?について、
教えることで稼いでいる人もいます。

それはそれで、
正しいのかも知れません。

私も「やりたいこと」を
やってきました。
医師として、医療と言う仕事は、
やはり、楽しいし、つくづく
幸せを感じるものです。

しかし、たくさんの人たちの
病気を診て、死にゆく姿を見ていると

「たった一度の人生」なのに
この眼の前の、貴重な命を持つ
この人は、こうするしかなかったのか?
こんなふうに生きるしかなかったのか?
これが望んだ人生だったのか?
医師として、やれることは
他になかったのか?

いや、同じ人間として、
力になる術は他にないのか?

そんな思いが、20年以上消えません。

年がら年中、
たくさんの方々を看取っていると
つまり、やがては死んでゆく、
自分の最期を何度も何度も考えると

私が「やりたいこと」など、
本当に、心から、
「どうでもいい、ケチくさいこと」に
見えてくるのです。

過去を振り返ってみたら、
自分で「やりたかったこと」が
できたときの喜びよりも、

「(私に)会えてよかった」
「(私たちに)診てもらってよかった」
と、泣きながら手を握って
感謝を伝えていただいたときの感動や

文字通り、笑顔で亡くなってゆく
人を見ながら「よかったなあ」と
冷たくなった身体を触り、
泣きたくなるくらいの想いを持ったときの
方が、

何百倍も、強い想い出になっています。

私は、この歳になって
改めて思うのです。

自分が「何をしたいか」も大事だけれど、

「誰の役に立てるか?
そのために、自分には
何ができるか?」

を、周りの人たちや、お客様や、
自分のことを知る人たちに
素直に聴くほうが、

自分がやるべきこと、
「これをやってきてよかった」と
深い幸せを感じられることを
見つけるには、近道なのではないかと。

たった一度の人生だからこそ、
「自分が、自分が」
「私が、私が」
ではなく、

なにかの縁、不思議な巡り合わせで
同じ時代、同じ場所で、
逢うことになった人たちが、
あなたや私に「求めている」こと
その人たちのために
あなたや私が「役に立てる」こと
同じ人がふたりといない、

あなたや私が、「できる」ことに
もっともっと、集中するほうが
素晴らしいのではないかと
そう感じるのです。

私について言えば
「もっと身体にいいもの」
「本当に身体に必要なもの」
を、食べたい、食べさせてあげたい
という声をさんざん聴いてきました。
私が野菜作り、農業について勉強し
もうすぐ畑を耕し始めるきっかけに
なったのも、患者さんたちの声でした。

もう、数日生きられるかどうか
わからないおばあさんを診察した後
咲き始めた桜を見ながら、
涙が出てきました。

たった一度の人生だからこそ
私は「求められている」ことを
優先していきたいと思うし、
そうすることが
私の一番「やりたいこと」なんだと
つくづく感じます。

この春、
新しいことを始める方々へ。

船木威徳(ふなきたけのり)
〜王子北口内科クリニック院長・
1989年灘高校卒業
1995年旭川医科大学医学部医学科卒業

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