投稿日: 2024年11月24日

「人間が生きている意味」…
「人生を自分のものとして生きる」

 

在米36回目の9月…
こちらではまた新たな学期が始まる

 

振り返れば、7月〜8月は
あやしい雲行きの日々が続いた…

 

私の左手首骨折を皮切りに
二つの闇に沈む安倍さん
そして最後に
稲盛さん…

 

ほぼ右手一本の生活が続いて久しい…
慣れてきてもいるし徐々に快方に向かっているが
時おり激痛が走り
不具合の度に思わずネガティブな「気」
に覆われてしまいそうになる

 

こんな時は
何をやっても
何故かモノごとがうまく運ばず
とにかく「流れ」れが悪い

 

気持ちが晴れない…
なんとか早く脱しないと…
焦りを感じる…

 

でも部屋中の素晴らしい言霊に囲まれているのだから
「…はずがない」
あれだけ学んできたのだから…
と楽観的に思ってもいる

 

こんな時は
どう考え
どう思うべきか…
答えは
分かっている…

 

人間である以上
イヤな思いは忘れようと
いくら努力しても
もがいてもなかなか逃げられない

 

不平、不満、愚痴、泣き言、悪口、文句…
は、ことにあっては
自然に湧き上がる感情であったとしても
「瞬間」のみに留めおく

 

うれしい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ついている

 

に置き換えられないか…
いや
むりやり置き換えてみる

 

穏やかでなごやかで温かい雰囲気を
自らつくることができればそれに越した事はないが

 

明るく朗らかにさっそうと…
とはいかなくても

 

なんでもいいから とにかく 笑う
なんでもいいから とにかく 感謝
なんでもいいから とにかく 喜ばせ喜ぶ

 

そして…身体を動かす
そのことで

 

脳を惑わせない
「あらぬ方向」に向かわせない
向かおうとするいとまを与えない

 

力、勇気を振り絞って
「今すぐ」行動!
とにかくどんな小さな一歩でも動く
なんでもいいから
身体を動かす
行動する…

 

そしてそれに集中してみる
私にはこれが一番有効のようだ

 

そのためにも
その意味からも
日ごろから

 

仕事を持つこと
趣味を持つこと
好きな運動
好きな音楽…

 

++++
今日「そうだよな~」に出会った…

 

お金がないから
豊かになれないという人は
お金があっても
豊かになれない

 

時間がないから
何も出来ないという人は
時間があっても何も出来ない

 

チャンスがないから
やる気がでないという人は
チャンスが来ても
やる気はでない

 

トラウマがあるから
自分を変えられないという人は
トラウマがなくなっても
自分を変えられない

 

「変えられない」のではない
「変わりたくない」という目的が先にあり
「変わらない」という選択を自分でしているだけである

 

雨が降ったから不幸なのではないように
失恋したから不幸なのではない

 

現実は自分を傷つけない
現実に対する自分の評価だけが
自分を傷つける

 

状況が不幸なのではなく
不幸と思っている自分が不幸の原因
++++++

 

放っておくと良からぬ本能が働き
自然に任せてしまうと
ネガティブな「気」に覆われてしまうので
自分の強い意思力で
「心」をコントロールしようという訳だ

 

逆であってはいけない
「不幸と思っている自分が不幸の原因」
というのは
不幸と思っている「心」に支配されている
ということ

 

それでは心がかわいそうだ
しかるべき方向に導いてあげなければ…

 

心 に支配されてはいけない
心 を慈しみ磨き上げなければならない
心 を育てる…
心 を高める…

 

されば
どのように「生きるのか」につながるのだが

 

稲盛さんから
繰り返し、繰り返し
「この世を生きる意味」
を学んできた

 

人生の目的…
人間が生きている意味…

 

その「問いかけ」に対する答えは
極めてシンプル!

 

心を高めること
魂を磨くこと

 

「この世へ何をしに来たのか」と問われたら、
私は迷いもてらいもなく
「生まれた時より少しでもましな人間になる、
すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだ」
と答えます

 

スティーブジョブズの言葉に
「死」は生命にとって最も素晴らしい発明品だ
I think death is the most wonderful invention of life
というのがある

 

死は逃れられない運命だけれど、悲しいことばかりではない。
古いものが役目を終え、新しいものが生まれるきっかけでもあるからだ。
その流れに沿って日々の成長に取り入れてみよう。
今を丁寧に生きよう。
時間を真剣に考えれば、人生はみるみる輝いていく

 

同じく、武士道の神髄では
「武士道と云ふは死ぬことと見付けたり」
常に死を意識し、何事にも死に物狂いで取り組むことで良き人生が開ける

 

古今東西によらず
答えは既に 「そこにある」

 

稲盛さんからは…
強く真剣に生きるべし と
叱咤激励の言葉を頂き続けていた

 

そして最後の最後まで
凄まじい範を目の当たりにお示し頂いた

 

●誰にも負けない努力
●岩をもうがつ強い意志
●燃える闘魂…激しい闘争心を燃やす
●もうダメだという時が仕事の始まり
●自己犠牲を貫きその思いを良しとする
●パーフェクト… 100%でなければ達成とは言わない…完璧を期せば間違いが目に飛び込んでくる…

 

+++
報道によると
稲盛さんが亡くなられたのは「老衰」

悲しくて
寂しくて
辛い現実

 

ではあっても
いかにも稲盛さんらしい
自然な旅立ち方ではなかったろうか…

 

生前のお言葉通り
「美しく崇高な魂」
となって旅発って行かれた
あの仏様のような慈悲深い顔が目に浮かぶ…
声が聞こえる。。。

 

下記のリンクは…
「稲盛さん、兵隊さんを偲んで歌う」
https://1drv.ms/v/s!Aq_WlvWvAY-FgrYMkuXssavCAfi7yw?e=uAepkX
(PW=9191)

 

上記の凄まじいばかりのカリスマ経営者とは対極にある
世界のあらゆる分野、階層の
あれだけの多くの人々に愛され親しまれ続けた
「人間・稲盛和夫」の別の一面…
実像、真の姿である

 

涙をかろうじて抑えながら
私たちに語りかけながら
軍歌を歌う稲盛さん
「武士道」についても少しだけふれておられた
今、改めて稲盛さんの言葉を噛み締めたい…

 

++++
俗世間に生き、様々な苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながらも、やがて息絶えるその日まで、倦まず弛まず一生懸命生きていく

 

そのプロセスそのものを磨き砂として、おのれの人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきた時よりも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく…私はこのことより他に人間が生きる目的はないと思うのです

 

昨日よりましな今日であろう、今日よりよき明日であろうと、日々誠実に努める
そのたゆまぬ作業、地道な営為、つつましき求道に、私たちが生きる目的や価値が確かに存在しているのではないでしょうか

 

生きていくことは苦しいことの方が多いものです
ときに、なぜ自分だけがこんな苦労をするのかと神や仏を恨みたくなることもあるでしょう
しかしそのような苦しき世だからこそ、その苦は魂を磨くための試練だと考える必要があるのです

 

労苦とは、おのれの人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです
試練を「機会」として捉えることができる人…そういう人こそ、限られた人生を本当に自分のものとして生きていけるのです

 

現世とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場である
人間の生きる意味や人生の価値は、心を高め、魂を練磨することにある
まずはそういうことが言えるのではないでしょうか…

 

….稲盛和夫「生き方」より
++++++

 

中村天風さんは
今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、勇気と信念とを持って、
自己の人生に対する責務を果たし、
常に平和と愛とを失わざる立派な人間として生きることを厳かに誓う…と

 

「さしあたる事柄のみをただ思え、過去は及ばず、未来は知られず」
「心は現在を要す。過ぎたるは追うべからず、来たらざるは向かうべからず」

いわば
明日この世を去るとしても
今日の花に水をあげる

 

一日を一生のごとく 真剣に生き
一生を一日のごとく 気楽に生きる
ということだ

 

#
#稲盛和夫、#中村天風、#軍歌、#生き方、#スティーブジョブズ、#武士道, #盛和塾

 

#####

 

戻る