「事業継承と混沌の未来」&「成功より大切なもの」

昨夜は盛和塾シカゴの定例勉強会でした。
この日のメインは、一人の塾生経営者の
「私の直面している混沌とは」
についての Q&A でした。
1.事業継承、
2.健康問題とのバランスを考えながらどのような価値基準を使っていけば良いのか…。
私より少し人生の先輩で、且つ、シカゴの地でビジネスを起こして30数年…。育ちつつある新規事業もある中、後継者が充分に育っていない現状。
徒手空拳で事業を起こし、長年にわたって、手塩にかけて育ててきた今のビジネスがあり、
そして、
それを支えてくれてる従業員や顧客、パートナーの人たちに囲まれている…。
「自分がいなければ…」の
責任感、使命感…
一方、日本にて、
介護の必要な母親、病気の奥様…。
「人間として正しいことを行え」
が、常に頭を巡りその中は
「混沌」
折しも、先週の機関紙マラソンの中での一節、
「混沌の未来 からの声に耳を傾ける」
更に、西郷隆盛の言葉
「人を相手にせず、天を相手に」
が、その混沌をより深くしているようでした。
「重要事項」と「緊急事項」を書き出し、
マトリックスにまとめて… と、
(僭越ながら) 申し上げたものの、
やはり、私には
2011年2月(大震災1ヵ月前) に失くした母のことを忘れることができない。
なぜもう少し優しい言葉をかけることができなかったのか…
なぜもう少し長くそばにいてあげることができなかったのか…
仕事が忙しかった…?
時間がなかった…?
こちらの家族のことで頭が一杯だった…?
そうしてあげる経済的なゆとりもなかった…?
「できなかった」理由はいくらでも思い浮かべることはできる。
それでもやはり
「、、、すればよかった。」
は永遠に居座り続けることになるだろう。
人生にとっての「重要事項」とは
そのまま、
こころ にとって「重要な選択をする」こと。
名誉、自由、お金、健康、家族、愛…
私たちの人生は「自分の選択によって定義される」
鏡の中の自分に対し、
「今日が人生最後の日なら、最高の1日になりそうか?」
を問い、
1. 外から見える「成功」?
2. 内から湧き上がってくる「心の豊かさ」「幸せ」?
それに向かって、
自分の「重要な選択」にまっすぐに進む他はないのでしょう。
私には…
マーク•メロ
(元プロレスラーで1995年4月に来日…広島) の、
「成功より大切なものとは」
「長くは続かない貴重な贈り物」
この叫びが重いのです。
まさしくこれが…
あの時の、
あの米子の、田舎の空港での、
別れ際の母の顔、姿、
声にならない声が重なるのです。
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