「国際感覚」って…? & 美緒の最新ヘアー美容技術プレゼンテーション

@ ABS = アメリカ美容ショー in シカゴ
これからの時代を生きる若者たちにとって、
「国際感覚を身に付ける」 ことは、
個人の生き方を大きく左右する重要なファクターとなるはず…、
そのため語学学習を…
とのことです。
そこで、
この 「国際感覚」
という言葉は、
それぞれが
肌で感ずる、体感する…、
大変な思いをした具体的な経験。
苦しかった
楽しかった
悲しかった、
悔しかった…
そんな心から、
身体の奥底から
湧き上ってくる感情の積み重ねで、
自分の実体験から
”血肉化”している
「感覚」
があって「こそ」のもののように思います。
決して
語学が出来るから
言葉が理解できるから…
といって
身に付く、身に付いた、
というものではなさそうです。
そもそも
語学ができるようになる…、とは???
或いは…、
極端な話、
言語・言葉の異なった相手の言っていることがわかるようになる、
というのであれば、
通訳・翻訳してもらう、
という事で充分ですよね…。
更に付け加えるなら、
AI(人工知能)の目覚ましい進化で、
これからは、’
テクノロジーを駆使すれば
翻訳は勿論、
同時通訳だって可能 になる
近未来の姿はもうそこまでやって来ています。
例えば…、
英語という言葉一つを捉えても、
日頃、
アメリカ人
(ここでは、一般的に ”そのように”言われている人のことを指しています)
の英語を聞き慣れている私たちは、
たまに
英国・イギリス人の話す英語
(ブリティッシュ・イングリッシュ というかも知れませんが…)
を聞くと、
「もの凄くなまっているなあ…」
と感じます。
(当然ながら、英国人の方からは、その矢印が反対を向くことでしょう…。)
同じ米国にいながら、
南部に住む人達の発音、イントネーション・音調、音感 や
黒人の話す英語、
インド人、スパニッシュ系の人、アジアでも中国人、韓国人… の英語
と種々雑多です。
それであれば…、
堂々の
「日本語英語」
も有りですよね。
長年シカゴに住んでいる私ですが、
例え「同じはずの英語」であっても、
殊にジャンルの異なった人の話す内容に付いて行けない…、
そんな場面、
よくはっきり喋ってくれない…、
そんな人に
遭遇することは珍しくありません。
うまく聞き取れない人の話は、
ホントに何をしゃべっているのか全く分からないのです…。(汗)
考えてみれば…、
同じ日本語であっても、
東京の人の話す日本語と、
方言でも「なまり」の強い地方の人、
東北、名古屋、関西、山陰、広島、高知、鹿児島… が
かなり異なっているのに似ているかもしれません。
一方…、
仮に、
言葉そのものがよく分かったとしていても…、
分かったつもりになっていたとしても
その人の発する大もとにある意味をはき違え、
結果 わかっていなかった
結局 理解していなかった、
ことも多い訳です。
このように、
言語一つ例に取ったとして…、
同じ言語、
日本語にしても、
英語であっても
分かりやすかったり、
分かりにくかったり、
或いは、
全く分からなかったりする、
ことが
日常茶飯 というのが 現実 です。
会話する言語だけとらえても
これだけややこしく
習得するのに大変なのに、
実際には、
文化、習慣、常識、環境
などが全く異なっていた場合、
日本人 が
日本人 以外の人と自由に
コミュニケートする、
お付き合いできる、
というのは 途方もない事 の様に
思えたりもしますね…。
それでは、
様々な国、地域、の人と
さしたる抵抗感も無く
それこそ
分け隔てなく
付き合う様にするのには
どうしたら良いのか…、
という事になりますが…、
ここに
「国際感覚」
というキーワードが出て来そうです。
「感覚」…
は、
「感覚」
です。
言葉ができない、
英語が話せないから
「国際感覚」が身に付かない、
と、
”諸悪の根源”(?)を
言葉・言語 のせいにしていませんか?
という事です。
話をしたい 相手
或いは
コミュニケートしたい 相手
のことを、
もっと知りたい ということであれば、
そうありたい と
強く 思い、
強く 願い、
「できるように努める。」
それだけ です。
出来ないなら できるようにする、 か、
或いは…、
出来ないなら できないなりの 工夫をする。
それだけ だと思うのです。
でも、
人それぞれ… 千差万別、
誰もが海外の人達と交わりたい、
彼らの事をもっと知りたい、
彼らと何かをしたい
と思っている訳ではないですよね。
しかしながら…、
でも、本当に
「日本語圏」以外の人のことを
もっと 深く 知りたい、
もっと 多く 交わりたい、
と思う人、
海外「70億市場」とビジネスをしたい、
まして、
「日本発海外行き」展開を考えたい、と
願う人にとっては…、
「国際感覚」の習得は
大いにプラスになると思います。
いや、
体得する必要があります。
「国際感覚」とは、
肌感覚で
切なる真の気持ちの上で
相手の事を
知りたい、
知る
自分でいたい、と
強く思うところが
出発点 であり
最終目的地 でもありそうです。
だから、
言語習得=国際感覚
とはなりません。
ですから、
誰でも 今 すぐ
できる 事 であって、
同時に、
誰もが いつまで経っても、一生かかっても
できない 事
なのかもしれませんね…。
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私の家族は約30年前、
1987年8月に大阪からシカゴに
移住しました。
当然ながら…
私たちの廻りに住む
所謂
「アメリカ人」と同じ空間・時間を過ごすこと
は日常です。
殊にシカゴ地区は
「人種のるつぼ」そのものの環境です。
でも、そこには
「国際感覚」
という言葉は存在しません。
極端な話ですが…、
そんな「人種のるつぼ」内にいる
アメリカ人が
みんな「国際人」ですか?
と、問われれば当然「 NO 」な訳です。
従って、
繰り返しになりますが…、
「国際感覚」とは
あくまでも
自分自身の内 にある
心、
マインド
にあり、
相手が
どこに住む
誰であったとしても
その人に興味を持つ…。
知らない相手をもっとよく知るようになりたい!
と強く思う気持ち。
それが
日本人、
日本国内
に留まっていない、
ということに他ならないの だと思います。
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30年前にやって来た子ども達ですが、
「国際感覚」
という言葉を…、
恐らくは 知らないで、
少なくとも
意識することなく
オトナになった…
成長してきた、
のだと思います。
彼らが
好むと好まざるとに拘わらず…
です。
でも…、
日本を こよなく
愛くるしく
愛おしく
思う私の切なる希望は、
少なくとも
日本のDNAを持つ彼らに
日本にある「本当の日本」…。
切ないくらいに愛しい 人のこころ、優しさ…、
そこから滲み出てくる サービス・おもてなし…、
とても誇らしい 伝統や芸術・技術…。
それらを
もっと、もっと
学んで
理解して
体感して
欲しい…。
そして、出来得るならば…、
ゆくゆくは…、
彼らの同世代 や
もっと若い世代…、
いや、どんな人であったとしても、
日本にいて
今一歩「外に出る」ことに抵抗感を抱いている人、
内向き、下向き、後ろ向き 傾向のある人
変化、不安、不安定環境 に飛び込むことにためらいがちの人
を 励まし、勇気づける、
そんなことのできる環境に
興味を持ってもらいたいと思います。
何故なら、
その「働き」「行為」を通して
自分自身を省み、
逆に
励まされ、勇気づけられる
ことが 必然 だからです。
その連鎖で
人間性 の豊かさ、
人間力 の強さ が
養われ、磨かれ、促進される、
と思うからです。
思っていたよりも
ずっと ずっと
「世界は近いよ!!」
という事実、
それを、
自分たち各々の
職場、仕事、趣味、キャリア を通して
又、
目の前の
やりたいこと、 やるべきこと
に ひたすら 力を尽くす 事を通して、
日本の DNA をより発展させて行って欲しい
と願う今日この頃です。
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折しも、三女・美緒からの連絡…。
過去何か月間かの トレーニングを重ねてきた
プレゼンテーション(発表)が
シカゴであるので
時間があったら見に来て欲しい、
という誘いがありました。
そこで 先週末4月29日(日)
家内と四女、三人で行って来ました。
北米最大のコンベンションセンター・展示会場
マコーミック・プレイス McCormick Place
先週末、4月29日(日)
「久しぶり」でした。
10年ぶりくらい、だったでしょうか…。
一昔前 (1990年台) には、
国際工作機械見本市 =IMTS (International Manufacturing Technology Show)
包装機械、包装資材ショー = Pack Expo (Packaging Trade Show)
等…、
大きなショーに 出展者として、
或いは又、
ショーのコーディネーターとして
日参した時期もありました。
思い出深い懐かしい場所です。
否、
その「はず」だったのですが…、
当時とは様相が一変しており、
周辺のビル、地形・姿かたち はすっかり様変わり…。、
4つのショー会場を始め、
隣接するホテル、駐車専用ビル等、
まさに最新・近代的な建物郡がそこにはありました。
(ウーバー専用の乗り降り指定場所もありました…。)
その
マコーミック・プレイス で、
世界でも有数の業界プロのイベント
ABS (America’s Beauty Show = アメリカ美容ショー)
が行われていました。
その「晴れの舞台」 で
NAHAの代表 として実演することになっているとの事…、
そのMAHA…。
お陰で、昨年2017年は、
ヘアースタイリストの美緒にとって
大躍進の年となりました。
何と言っても
● 去年2017年7月9日 の ラスベガス…、
NAHAでの
青天の霹靂
…少なくとも私たちはそのように感じ、
とんでもないことが起きたことに
喜んだ、というよりも
Unbelievable !!!
— 信じられない
驚愕の出来事(?)だったのです。
この
NAHA (North American Hairstyling Awards) は、
映画界の
アカデミー賞になぞらえられ、
美容業界で最も
Prestigous (威厳、風格、権威、尊敬・称賛の対象)な
コンテスト との事なのです…
が、更に…、
その中でも、
最も栄誉ある賞
“Stylist of the Year”
に選出されました。
「日本人初」
とは思いますが、
本人も、周りも
国籍は全く関係のない環境…。
文字通り、
日本人であれ
アメリカ人であれ
他国からの移民であれ
全く「出身」については意に介さない…、
まるで、
米国で活躍する
イチロー選手 や
大谷選手 に対し、
「日本人」を意識するのは「日本人」くらいのもの、
と言える程に、
全く「出身」については意に介さない…、
生来の「国際感覚」を
もった人たちの集まりであり、
そんな人たち・業界のショー・コンテストでした。
更には、
● 2017年10月8日 の バルセロナ…。
ゴールドウェル (Goldwell)という世界組織の主催する
カラーズーム・チャレンジというコンテスト(ヘアー・カラー)
では、
「日本人」であるはずの美緒が
「アメリカ代表」となった上で、
更には、
世界30数か国の中のトップに選出
される、という離れ業…。
もはや、
一般的には
「異次元」の世界という他、術がないかもしれません。
ところが、
当の本人には、
そんな意識は全くない様子…。
生来の
天真爛漫、無邪気、な性格、
といいましょうか…。
好んで日本のアニメ絵を描く
ごくごく 「普通の」
女の子・女性には変わりない訳です。
そこで、
「国際感覚」 とは?
と、尋ねられても
「何、それ…?」
と答えるのでしょうね…。
その彼女
NAHAの現タイトル・ホルダーとして、
● 2018年4月29日、アメリカ美容ショー
(シカゴのMcCormick Place、マコーミック・プレイス )
の文字通りの「舞台」(センターステージ)で
最新のヘアー技術、
アートの世界 を
実演披露しました。
NAHA他 業界関係者
業界マスコミからの 数台のカメラ
にも、
さしたる緊張の様子を伺わせることもなく
無事に終了してくれました…。
そこの舞台で、
どこか DNA を感じさせる
妻の 筆文字、
日本語の 「美」の
ロゴ文字をバックスクリーンの大画面で見た時は
やはりうれしかった…。
++++++++++
この美容ショーは
一般の人には解放されておらず、
“Licensed Salon & Spa Professionals Only”
(業界の専門家しか入場できない)
そうですが、
私たちは、特別手配のチケット($20相当?)をもらって入場できました…。
++++++++++++++++++++++
● ビデオ:
アメリカ美容ショー (ABS – America Beauty Show、2018.0429)
美緒・ヘアスタイルの最新技術を実演披露
(b) 通常(付録?)版:https://youtu.be/RcU4V2wDqSE
● その他:美緒メディア露出関連
(01) Sophisticate’s Hairstyle Guide (専門紙:インタビュー記事、2018.04)
添付写真
(02) 2017年12月30日テレビ出演(ABC: 一般視聴者向け放送、2018.1230)
New Year’s hairstyles (New Year’s Eve Looks)
(03) Modern Salon (2018.0111)
HOW-TO Shake Up A Boring Bob With Mio Sota and Maggie Mulhern
(04) Chicago Tribune(新聞:シカゴ・トリビューン)(2017.1220)
Deerfield Resident Big Winner on International Beauty Stage!
(05) Global Color Zoom 2017 (2017.1008)
祖田 美緒 (米国代表) 金メダル獲得 (ヘア・カラーリスト、パートナー部門)
(06) Modern Salon (2017.0818)
The Perfect Fringe
(07) NAHA2017 (2017.0709)
PBA’s 2017 NAHA Winners Announced (2017.0710)
Mio Sota – Grand Prix Winner of “Hair Stylist Of The Year” @ NAHA2017
(08) Bangstyle – Profile (2017.0617)
FEATURED NAHA FINALIST 2017 – HAIRSTYLIST OF THE YEAR | MIO SOTA