「新型コロナウィルス」と「情報認識格差」
日本の商品を北米市場向けに販売展開している関係で、
毎日、日本のメーカーとメール等やりとりしています。
中国にも工場を持つ同社をはじめ、
大手・中小を含む日本企業は、
今大変な未曾有の嵐に身舞われています。
日々予断を許さない日米の各種ニュース、
生々しいネット映像…
旧盛和塾生企業の方々他、皆様の
「今」と「これから」を祈るばかりです。
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日本人は国防に関する危機管理が甘く、脅威認識が浅い…、
「ゆでガエル状態」「平和ボケ」「頭の中はお花畑」…
戦後75年、果たしてこれまで国として
他者・他国からの侵略による脅威は無かったのでしょうか…?
「平和ボケ」と言われるほどの平和だったのでしょうか…?
水害、台風や、あれだけの地震、津波…
原発事故も経験しました。
さらには…
北方領土、尖閣、竹島…
北朝鮮による拉致…
法整備を含む不完全・不十分な国としての支援体制の中、
現場での災害対応 に加え、
「まさか」の時、「いざ」という時…
「その時」のために、
常に臨戦態勢を強いられ
緊張感を持って、
人知れず日夜活動する方々がおられる
ということに気づかされました。
私自身は、日々の暮らしや仕事に追われ、
とても自分の「日常」の枠を超えることができていません…
そもそも得るニュースソースも限られていました。
NHKニュースや大手新聞報道…。
次いで4Gの時代になり、スマホも普及し、
ネットで、いつでも・どこでも
動画でも最新情報に触れることができます。
オールドメディアと呼ばれるテレビや新聞に頼らずとも
「いつでも・どこでも…」
が達成され、
本来…
少なくとも日本人にとっては起き得ない環境が整っているはず…。
なのにますます「格差が拡がっている」
と言われてしまいます。
同じ情報を得たとしても、
その受け取り方、見方・受け止め方が
全く異なってしまう。
すなわち、情報格差 と言うより
情報「認識」格差 が広がっている…!
少なくとも自らの人生体験の中では
自分の身、自分の家族、知人・友人には
問題が無かった、関係なかった、
生活や仕事での面で差しさわりがなかった…
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顧みれば子供の頃
「テレビばかり見てると馬鹿になる」
又、
「自分のおつむで考えなさい」
と、親によく言われていたことを思い出す。
今、これを言い換えるなら、
「NHKニュースばかりを見ているとバカになる」
と言うことなのだろうか…。
いつでもどこでも飛び込んでくる玉石混淆のネット情報
の中で、
今までこれでやってきた し、
無事に生活できてきた のだから
今後もこれで良い…
あれだけ日本国民皆が楽しみにしていた
東京オリンピックも危ぶまれる今…
起きている今まさにこの国難とも言うべき「有事」に際し、
政府中枢も国民も、
慌て、うろたえ、
と言う
正常性バイアスが働いて
未経験の事態に、
自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価してしまった…
今でも
過小評価「しつつある」現在進行形のようです。
この先
「どうなるのか全くわからない」という事実があります。
何故なら、この新型ウィルスはこの先、化け・変質していく、
と言われている上、
それも、平和目的というより、
兵器・軍事目的に極秘に研究されて来た…
ということのようだからです。
潜伏期間も14日と言われていましたが、
ある米国の専門家の発表では92日…⁇
私自身が直接確認している訳ではありませんが、
諸説ある中、各自が自らの情報ネットワークを通して
タイムリーに的確な情報を入手し
自ら脳を働かせ分析し、
今こそ「自分の身は自分で守る」覚悟で
判断し行動しなければならないのだと思います。
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12月初めに今回のウィルスが発生して以降、
既に武漢発の中国人が2万人程度来日しているとの報。
海外の人にとって、
日本はもはや安全の地ではない…??
悩ましい問題は、
多くの健康な人が無自覚・無症状である事…。
隣にいる人はもちろん、
自分自身ですら既に感染してしまっている可能性もあるわけです。
即ち、自分が「無症候性キャリア」(健康保菌者)となり
自覚なく他人に感染させてしまう…。
今日聞いたデータでは、
高齢者の致死率が極めて高い!
80歳以上 14.8%
70歳以上 7.8%…
かかる中、日本以外の他国、殊に米国、ロシア、北朝鮮、台湾等、
生物・化学兵器や国防に付いて敏感な国々は、
自国民を守るべく直ちに「行動」しました。
「兵器」であるということを前提に動いています。
● アメリカ、 オーストラリア、シンガポール…
過去14日以内に中国滞在した外国人の入国を拒否
● 日本…
入国申請前の14日以内に湖北省及び浙江省に滞在歴のある外国人、両省で発行されたパスポートを所有する外国人の入国を拒否、その他の人はすべてOK。
今でも中国人の受け入れを続けている(1月で700,000人)
日本人 も、
中国人 にとっても「お花畑」…?
平和が当たり前で思考停止、当事者意識が無く根拠なく自分は「大丈夫だ」と思っている…。某国会議員曰く「国民の防衛意識を超える防衛は作れない」との弁。
議員を選択するのは私たち一人一人の国民だから、当然と言えば当然ではあります。
一般的日本人の「平和大好き主義」をよそに、他国ではもはや日本を「中国同様」の
隠ぺい体質(原発事故に露呈してしまった)で、信用できないとみなし始めています。
このところの円安動向は、10月の消費税値上げと、中国ウィルス問題による「日本回避」の動きに連動しているように見えます。
真に迫った可能性として、
日本人の米国への一時入国制限、禁止措置があり得ます。
このような深刻な事態を避けるためにも、
今回の様な「有事」にあっては、
他国並みに、
「大きく騒いで小さくまとめる」…
津波や台風などの自然災害予測同様、
散々騒いで何もなかった、被害は最小限に留まった…
とすべきなのでは…?
何としてでも当面の経済的ダメージを乗り越え、
国家防衛、国民の生命健康を大優先して守る、と言う強い意思の下、
私は、
「大山鳴動してねずみ一匹」
的施策…を取って欲しいと思う。
状況を過小評価してしまうことで、
結果的に被害がとてつもなく大きくなってしまう、
という事態に陥らないよう、
日本政府は最悪を想定して最善を期すべく
早急に舵を切り変えてもらいたいものです。…
それこそが、
国家ベースでは、官僚ではなく 「政治」の役割
私たちのビジネス世界に於いては、「会社トップ」の責任・役目
一刻も早い信頼回復と事態の収束化・鎮静化を祈るばかりです。