「暗号通貨」…ビットコイン

先日の「Weekly落合」にて
「ビットコインは本物か」というテーマで、
佐々木(MC)、落合、岩村、西村、大塚氏、
それぞれの専門家が議論していました。
専門的な知見は、
なかなか、私も理解しづらいのですが…
「通貨とは」
「信用創造」
「パブリックという概念」…等
脳に刺激、活力を与えてくれるものでした。
そもそも私が
「暗号」通貨…
(日本ではどういうわけか)
「仮想」通貨に
興味を持ったのは、2016年…
わずかばかりの資金を、
スマホのちょっとした操作で、
米国発行のクレジットカードから
日本の銀行口座に送金できた…
その時の感動は強烈でした。
「ここまでやれるのか」と、
コストもほとんどかからず、
しかも
極めて短時間に!
およそ銀行送金では考えられないレベル!
これこそ
「テクノロジー」
だと思いました。
金融革命の幕開けだ、
と興奮したのを思い出す。
その後、
興味半分でかなり多くのICOにも
ゲーム感覚で参加したのが懐かしい。
2017年の暮れの「最高潮」を最後に、
そのブームも終わりを告げました。
まぁでも、
ブロックチェーンの
「応用編」としての暗号通貨が
より整備された形で、
私たちの暮らしに早く根付いて欲しい
と思っていました…。
個人的には、
その潜在的パワーの魅力を抱きつつも、
花開くのはあと数年後だろう、と。
ゲーム熱狂そのものは、
すっかり冷めていました、
というより忘れていました…。
ビットコインの価格が
今、どうなっているのか、
など全く気にしてませんでした。
すると…
約3年後の2020年の後半より
またもや「怪しげ」な動きが…。
今まで抑えられていたエネルギーが
爆発するかのように、
2017年暮れのバブルをはるかに上回る勢い!
ところで…
暗号通貨の代名詞「ビットコイン」は
世界初のデジタル通貨で、
いわゆる一般の人が思う電子マネーではない。
– 仕組み・特徴
– 中央銀行が存在しない
– インターネット上に分散保存される取引台帳
– 発行枚数に上限がある
– 世界中にリアルタイムで送金できる
– 3つのメリット
– 1. 個人間で直接送金ができる
– 2. 手数料が安い
– 3. 世界中で両替せずに利用できる
等、興味深い要素はいろいろあるわけですが、
だからといって、
どれだけの価値があるのか…?
誰にも分からない。
人によっては価値は「0」
人によっては価値は「億」
なので、
テクノロジー視点での興味と合わせて、
ゲームとしてはとてもエキサイティング。
テクノロジーの側面から言えば、
現行の金融システムを
完璧に破壊してしまう挑戦なので、
国や既存の金融機関が認めるはずがない。
彼らが流れを止めようと
これまで必死、躍起になって来たのは
仕方のないこと。
いくら一般の人々が
「こうなったらいいな」
を実現できる可能性に満ちていても…です。
しかし、
いくら堅固な利権構造の金融システム
であったとしても、
時代の流れには、
遅かれ早かれ従わざるをえません。
この度、テスラやPayPalなどの大手が
参入してきたのは自然の流れでしょう。
おそらく今後、
続々参入者が増えるものと
個人的には思います。
2017年の「個人」から
2020年の「企業」の参入により
バランスのとれた、
より現実的で
よりダイナミックで、
より安全な
仕組みが構築されることを
大いに期待したい。
本日、
何年か前に「お金」についての講座で
学んだ人(白坂氏)から、
このたびの新しいバブルについて
論評がありました。
全面的に賛同する訳ではないですが、
「かなりいい線いってる」
「そうだよな…」
と思う視点が多々ありますので、
下記、抜粋してシェアします。
+++++++
1ビットコインの価格が
500万円を超えました。
仮想通貨バブルの再来
まず、個人的な意見を表明しておきます。
私はバブル肯定派です。
・バブルが発生することも
・自己責任でバブルに乗ってみることも
個人的にはバブル肯定派です。
一般的に、
バブルという言葉はネガティブに解釈されがちですが、
バブルはバブルです。
1つの現象に過ぎません。
所得には大きく2つの所得があります。
(1)勤労所得
(2)財産所得
勤労所得というのは、働いた対価として得られる所得。
財産所得というのは、財産を持っていることから得られる所得。
勤労所得というのは、仕事をすることで得られる安定収入。
時給・日給・月給、、、いずれの形であっても、
働けば確実に得ることが出来る不確実性のない所得です。
一方、
財産所得というのは、債券から得られる金利収入だったり、
不動産から得られる家賃収入だったり、
株から得られる配当収入、、、だったりします。
勤労所得に比べたら不確実性があります。
勤労所得が勤労の対価だとしたら、
財産所得はリスクの対価だと言えます。
日本人は、
勤労所得は善で、財産所得は悪であるという
1つの固定観念を持っている傾向があります。
だから、
>「お金は汗水たらして働くものだ」
と信じてしまっているわけです。
「お金は汗水たらして働くもの」
というのは、あくまで勤労所得の話です。
お金は
勤労所得で得ても、
財産所得で得ても同じお金です。
勤労所得で得たお金を使えば買えるけど、
財産所得で得たお金では買えない、、、
ということはありません。
お金は、汗水たらして働いて得てもいいし、
働かずにリスクの対価として財産経由で
得てもいいわけです。
人には、
「早く」「楽に」「簡単に」儲けたい、、、
という欲求もあります。
もし実現できれば働かないで済むからです。
この人が持っている
「早く」「楽に」「簡単に」儲けたい
という欲求が、人を賢くします。
「どうすれば?」と
頭を使うわけです。
だから、
「早く」「楽に」「簡単に」儲けたいという欲求が
強い人ほど、実は熱心に勉強します。
お金は「汗水たらして稼ぐものだ」
一辺倒の人よりも、
よほど一生懸命に勉強します。
そして、その結果が、
科学技術の発展につながっています。
もし人に、
「早く」「楽に」「簡単に」
儲けたいという欲求がなかったら、
誰も、新技術の開発にお金を投じなかったでしょう。
人に、
「早く」「楽に」「簡単に」
儲けたいという欲求があったからこそ、
今後、社会を良くする可能性がある新技術の研究開発に、
各人がリスクを取ってお金を投じたわけです。
期待をし、ある意味で
賭けたわけです。
日本人が「お金」の勉強を真剣にしないのは
賭け事が禁じられているから
日本では賭け事が法律上では禁じられています。
刑法185条の賭博罪です。
日本人みんなが賭博でお金を稼ぐようになってしまうと、
汗水垂らして働かなくなってしまうから、です。
なので、
・お金を賭けて麻雀などをすることは禁止されていますし、
・パチンコで増やすことが出来たパチンコ玉を直接で現金に
 換金することも禁止されています。
ただ、
この刑法185条の賭博罪ほど、
あいまいに運用されている法律はありません。
表立って、
「私はお金を賭けながらゲームをしています!」
と言えば、警察に捕まるかもしれませんが、
黙ってやっていたら、
見て見ぬされるような状態になっています。
これは、
人がお金を賭けてゲームをするという行為そのものが悪い
というよりは、
刑法185条の賭博罪の方を廃止すべきなのかもしれません。
なぜなら、
経済活動の自由
法における最高法規は『日本国憲法』です。
その最高法規である『日本国憲法』に、
「経済活動の自由」と「財産権の保証」
が明記されています。
要するに、
自分のお金は、
自己責任で自由に保存しても・使っても良い
ということです。
経済活動の自由が基本的人権の1つになっているので、
賭博が法律で禁止されているのは、
先進国では何と
「日本だけ」です。
欧米は賭博でお金を
儲けようが
損しようが、
国は一切で関与しません。
日本人の場合、賭博罪で賭博が禁止されていて、
>「お金は汗水垂らして稼ぐもの」という固定観念を
持たされているために、学校でお金の勉強をしません。
結果、
国と地方が勧めている宝くじを買う
もし、
お金を勉強していたら、宝くじは絶対に買いません。
なぜなら、
こんな期待値の低いギャンブルはないから、です。
宝くじは表面上は賭け事でも、
実際は、納税。
もし
国・地方が宝くじを販売するのであれば、
刑法185条の賭博罪は廃止して、
日本国民にもっと
真剣に「お金」を勉強させるべきです。
所得には、
「勤労所得」と「財産所得」の2つがあって、、、
お金は「勤労」によって得ても良いし、
「財産」経由で得ても良い、と
勉強させるべきです。
今のビットコインと仮想通貨はバブル
バブルというのは、
期待が過剰期待になっていて、
「価格が価値を大幅に上回っている状態」
のことをバブルと言っています。
今のビットコインと仮想通貨はバブル
投資ではなく投機です。
機会・チャンス・タイミングに対してお金が投じられている。
なぜ
投資ではなく投機だと言い切れるのかと言ったら、
仮想通貨は、まだ現時点では、
それほど人の役に立つ道具ではないから
仮に、
1ビットコイン=500万円という価格が価値相応だとします。
であれば、
1ビットコインが500万円分、人の役に立つはずです。
もし、通貨として役に立つというのであれば、
交換の道具として便利だということになります。
しかし、少なくても、現時点では、
法定通貨の「円」の方が圧倒的に便利です。
もしビットコインが
法定通貨の「円」よりも便利だとすれば、
「海外送金」で、
しかも、自分が欲しい商品を提供している相手が
ビットコインでの支払いを受付ている場合、、、
と極めて限定されています。
実際、
日本人が自分で直接で海外送金をする機会は
滅多にありません。
国内のお金というのであれば、
法定通貨「円」の方が
ビットコインなどの仮想通貨よりも
圧倒的に便利。
であれば、1ビットコインには
「交換の道具」
としての価値はありません。
であれば、
ビットコインには
「暗号資産」としての「保存の道具」
としての価値があるか・どうか、ということになります。
これも、
1ビットコイン=500万円の価値はありません。
理由は、
保管が手間だから
銀行のお金が他者に流出してしまったという事件は
ここ数十年で1度もありません。
しかし、仮想通貨に関しては、何度も起きています。
ブロックチェーンという中央管理システムは鉄壁だったとしても、
「仮想通貨取引所」などの取引の窓口や「個人の財布」などは、
暗号鍵が流出しただけで簡単に盗まれてしまいます。
圧倒的に銀行に預けっぱなしの方が安全です。
と言うことは、
暗号資産としての「保存の道具」としても、
現時点では
法定通貨の方が便利だということになります。
ならば、
「交換の道具」としても「保管の道具」としても、
法定通貨よりも不便な道具であるのに、
1ビットコイン=500万円。価格が価値を
大幅に上回っています。
期待が過剰になり過ぎている。
どう見てもバブル
美術品などのオークション(競売)と同じ。
買うから上がる。
上がるから買う。
買ったからまた上がる、、、
です。
さらに高値をつける人が出なくなるまで続くバブルです。
>「いや、でも、あの凄い人が買いましたよ?」
>「いや、でも、あの凄い人も勧めていますよ?」
>「いや、でも、あの有名企業も購入していますよ?」
だから、何??
「リーマン・ショック」と全く同じです。
リーマン・ショックは、仮想通貨ではなく
デリバティブ(金融派生商品)に関するバブルでした。
>「いや、でも、あの凄い人が買いましたよ?」
>「いや、でも、あの凄い人も勧めていますよ?」
>「いや、でも、あの有名企業も購入していますよ?」
権威が勧めるから買う。
みんなが勧めるから買う。
なのに、
商品そのものであるデリバティブ(金融派生商品)自体は
全然、理解していなかった。
お金を損するのは簡単です。
自分が商品そのものが
よく分かっていないものにお金を投じればいいだけ。
リーマン・ブラザーズは
破綻寸前まで格付け会社による
格付けは最高ランクの
「AAA(トリプル・エー)」だった。
・自分が商品そのものをよく分かっていないのであれば投機。
・自分が商品そのものをよく分かっていているのであれば投資。
「投機」と「投資」の違いは、
他者がどれだけ勧めているか・どうかではなく、
お金を投じようとしている自分自身が、
どれだけ商品そのものをよく分かっているか・どうか。
・デリバティブ(金融派生商品)という商品そのものを
 よく分かっていないのに、お金を投じるのは投機。
・ビットコインなど仮想通貨そのものをよく分かっていないのに、
 お金を投じるのも投機。
それは、
・株であっても全く一緒。
たとえば、
A社についてよく分かっていないのに、
A社の株を買うのであれば投機。
もし投資だというのであれば、
A社に関しては、A社の経営者と同じくらい
A社のことをよく分かっていてこそ。
・自分が商品そのものをよく分かっていないのであれば投機。
・自分が商品そのものをよく分かっていているのであれば投資。
今の
仮想通貨バブルはリーマンショックと全く同じ。
仮想通貨という商品そのものはよく分からないのに、
人のオススメや紹介というだけで、お金を投じている。
まさにオークション(競売)です。
ただ、
冒頭で書きました。
私個人はバブル肯定派です。
なぜなら、
・バブルが発生することも
・自己責任でバブルに乗ってみることも
個人的にはバブル肯定派です。
経済的には、バブルが発生すると景気が良くなります。
バブルというのは「早く」「楽に」「簡単に」
お金が儲かります。
だから、
高額商品がよく売れるようになる
・ブランド物のバッグや財布
・自動車
・不動産、、、、
バブルで儲かったお金というのは貯金されず、
どんどん消費されます。
だから、バブルが発生すると
景気が良くなります。
また、
個人的にも、
バブルに乗っていると、
乗ったからこそ見ることが出来る世界があります。
世の中で不景気だとか、
コロナショックだ、、、
という暗いニュースばかりの中で、
あり得ないほど
景気の良い活気ある世界を体感できます
簡単に言うと、
セルフイメージが大きく上がります。
たとえば、
バブルという言葉は、
1986年から1991年の
あの「土地」「株」に関するバブルが最も有名です。
最も大きな恩恵を受けたのは、
1968年前後に生まれた世代。
当時22歳前後、現在52歳前後の世代。
バブルを体験した世代は
華やかな世代を知っているがゆえにエネルギーがある
消費による豊かさを体感したことがある。
だから、年齢を重ねても、
ずっと元気。エネルギーがある。
・アラフォー
・美魔女
・アラフィフ、、、
全てバブル世代向けの言葉です。
なぜなら、
バブルという華やかな世界を体験したことがあるから。
基本的にセルフイメージが高い。
そして、エネルギー旺盛。
バブルはバブル。
期待が行き過ぎて、過剰期待になった状態。
たとえ行き過ぎたとしても、
将来や自分自身に期待すること自体は良いこと
バブルという中立の現象に対して、
ネガティブな印象が強いのは、
バブル崩壊によって痛い目にあった人たちがいたから。
しかし、
痛い目にあった人たちがいたとしても、
良い想いをした人たちも同じだけいたのも事実。
そして、
仮に痛い目にあったとしても、
人は失敗から最も深く学ぶので、
結果的に、バブルを通じて
お金に対して物凄く真剣に学び、
結果、
実力で成功して
行った人たちも多い。
だから、
・バブルが発生することも
・自己責任でバブルに乗ってみることも
個人的にはバブル肯定派です。
借金をしたり、
信用取引をしたりするのは、
人生を破滅に導く愚かな行為以外の何者でもありません。
しかし、
生活資金とは関係ない自分の余裕資金の範囲で、
「極論、全額なくなっても構わない」
という自己責任でやれるのであれば、
敢えてバブルに乗ってみるのも選択肢の1つ
・投資ではなく投機だと理解していること
・借金や信用取引だけは絶対にしないこと
・最高値での売却など狙わず、欲を出し過ぎずに
 ある程度の金額で利益確定してゲームから降りること
バブルだと分かっていて参加する・しないは、
まさに個人の自由。
バブルが全く発生しない経済は、
個人に欲もなければ、
誰も将来や自分自身に期待していない社会。
誰1人として痛い想いを
しないで済むかもしれなかったとしても、
大きく発展することもありません。
しかし、
バブルが発生する経済は、
個人に欲があるということ。
将来や自分自身に期待できている社会。
ゲームに負けた人が痛い想いを
するかもしれなかったとしても、
明るい未来につながる可能性もあります
なぜなら、
数年後・数十年後、、、
仮想通貨が、暗号資産が、ブロックチェーンが、
インターネットや人工知能のように、
社会を今よりもさらに
便利で豊かにしている可能性もあるから、です。