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「自分の頭で…」
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「自分の頭で…」
「自分の頭で…」
「自分の頭で考えなさい」
とは、子供の頃、親や先生からも言われて来たこと…
ところが、
自分を振り返ってもそうなのだが、
成長し、物事が分かったようになるにつれ、
知らず知らずの内に
真逆に進んでいっているように感じる。
もちろん、
自分の専門分野、興味ある領域については
別なのだが…。
普だん、日頃から
自分の生活や仕事に「関係ない」
としてスルーし、
或いは、
面倒だから
時間がない
面白くない…
等で避けてしまう。
まして、昔から
「お金の話はするな」
「政治や宗教の話はするな」
とも言われてきた。
でも、考えてみれば
これだけ日々の暮らし、生活、
社会に密接に関係しているのに、
「関係ない」ではすまないはず。
「あなたは勉強だけしていれば良い」
「学校の勉強を…」
の延長線上に
「社会人」「大人」の自分がいる…
それが、ある日突然、
自分の知らない世界がやってきた…。
その時どう考え、どう判断し、
どう対応・行動するか…。
このところ特に感じるのだが、
日頃から「思考習慣」を持っている人は、
何を語っても「すごいな」
感心、感服、驚くことが多い。
スポーツ界、芸能界の人が
政治、経済を語ったり、
一流のミュージシャン、アーティストが
国防、歴史を語る…
そういえば、稲盛さんが
ビジネス、経営の話に留まらず、
科学・技術、哲学、宗教、歴史…
どのようなテーマであっても、
その教示には驚かされるのに似ている。
これらの人々は、
並外れた特別な才能を持った人たちなのだろうか…?
そうではなくて、
ごく普通の人だけれども
考えることが習慣化していて
考えることが当たり前、
物事の本質、
原理原則に基づいて思考する…
が、習い性になっている
だけなのではないだろうか…。
そのような人は
10人中、9人に反対されても、
さして心を乱されることもなく、
まして
主要メディアや
玉石混交のネット情報に
流されることも
振り回されることもなく、
冷静にフラットな頭で
「左側」「右側」寄りの
両極端な情報や意見に接しても、
そうそう慌てることがない。
事実、真実を元に
これから起き得る近未来のこと、
将来についての仮説を立て
「検証」する。
検証とは「答え合わせ」作業。
その繰り返し…積み重ねる。
「果たして自分の予測は当たっていたのか…」
「どこが間違っていたのか…」
この作業を日ごろから
「知ってか知らずか」
トレーニングしている人ではないかと…
昨日、1月6日、
米国で大きな出来事がありました。
アメリカの次期大統領を承認する、
そんなとても重要な米上下両院議会開催中に
暴徒が乱入、
しかし、そのすぐ後には何事もなかったかのように
ペンス議長の議会進行。
こちらの時間で午前2時40分ごろまで
ライブ放送を見ていました。
アメリカのみならず
「世界が変わる」
と、あれだけ騒がれていたのに
淡々と、まるでテキストを棒読みするような
質疑応答とペンスの議事進行。
拍子抜け、期待はずれ、
私の「仮説」も見事「外れ」。
主要新聞
地元紙(シカゴトリビューン)
WSJ紙(ウォールストリートジャーナル)
プルームバーグ紙
の想像通りの記事が踊る。
一方では、
こんなTwitter投稿もある。
このツイッター社、
トラさんの投稿をロックしたとの事!
Facebookも同じ…。
トラさん、
地上波、ネットの主要メディア全てを相手に
どこまで闘えるか…?
(a)1月20日バイデン新大統領誕生…ホントにそうなるのか?
(b)その間、トラさんは現職大統領としてどう動くのか…?
折しも日本では、
コロナ感染者急増による緊急事態宣言。
米国では、
戒厳令?
「軍」が動くか…?
それに呼応して、
日本はどう動く…?
日本のお隣の国々は…?
そして
私たちは…?
全く予断を許さない近未来。
正解はないだろう。
でも、
どんな方向に向かうだろうか?
と、
イメージはできる。
心の準備はできる。
いずれにせよ
その近未来は現実となり、
早晩「答え合わせ」ができる。
自分のイメージ力、
思考力を高めるよい機会。
邪悪か正義か…?
感情に惑わされず、
そして
ニュースの破片、断片、切り取りを追わず、
情報の「流れ」をつかむ。
事実と結果をみる…
歴史に学ぶ…。
「自分の頭で考える」
これからも
「仮説」と「答え合わせ」作業の
習慣を続けたいものだ。
その格好の舞台…
「その時歴史が動いた」
昔、どこかの放送で聞いたタイトルだが、
私たちは
今、そこに立っている。
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