PURE JOY. …Not now. Not here.
純粋な喜び…今はない。ここではない
This is the music of joy.
これこそ喜びの音楽
スポーツ・イラストレイテッド「SI誌」は
1954年8月に創刊のアメリカ合衆国のスポーツ月刊誌で
初めて発行部数100万部を超えた雑誌として知られ
スポーツファンにとっては必読の雑誌とされる
少し前になるが、3月に私の手元に届いた
同誌4月号(April 2021 Vol. 134, No. 3)
に表紙を飾る大谷翔平の特集記事が掲載されていた
(日本語版で同様の記事が紹介されていたかどうかは知らない)
日本ではもちろん
このわずか数年間の間に
世界中の野球ファンを熱狂させ続けている
日本が生んだもはや
野球界を超えた世界のスター。。。
というより
世界スポーツ史上でも不世出のスーパースター。。。
なぜ スーパースターになり得たのか
なぜ 引き続きなり続けることができるのか。。。
なぜ こんなに世界中の人々から愛されているのか。。。
なぜ こんな人間に生まれ育ったか。。。
日本古来の文化・倫理観や
生き方、哲学などに触れながら
米国記者が
人間 ”大谷翔平” の実像に迫りながら
その手がかりをつかもうとしている
純粋無垢な幼少期・少年時代の
家庭教育、環境こそが
来るべき人間性を育み
特別な感性を生み
天才的パフォーマンスを発揮させた
この土台となる重要な決め手が潜んでいるように
私には思えてしかたがない
エンジェルス => ドジャース の トレード
内幕・裏話を披露した極めて具体的なこのエピソード内に
そのヒントがある
下記、原文(英語版)を意訳し
一部個人的な解説を加えてみた
PART 1: THE GLOVES (グローブ)
PART 2: THE NOTEBOOK (ノートブック)
PART 3: THE DOG (愛犬)
PART 4: THE DEFERRAL (支払い延期契約)
PART 5: GENIUS (天才)
++++++++++++++++++++++++++++++
PART 0: 表紙を飾る写真に添えられたフレーズ:
Money Can Wait. Winning Can’t.
金は待てる。勝利は待てない
大谷翔平にとっては
金銭的な報酬よりも
勝つことが大事
選手として勝利を追求することが何よりも重要であり
金銭的条件は二の次。。。
とはよく言われ、みんなそう口にする
大谷に対し
“Winning Can’t” と短く表されたこの言葉
その達成を先延ばしにすることはできないという強い意思
に彼の基本的精神、価値観が真に迫る
その上で記事は
Inside the Mind of Baseball’s Most Fascinating Figure
“野球界で最も魅力的な存在の心理を探る” とある
大谷翔平は現在、野球界では破格、最も注目される存在になったが
そのスーパー・パフォーマンスに加え
その魅力的で興味深い心理面に焦点を当てた
どのようにして直面するプレッシャーや期待に対処しているのか
彼の成功にはどのような心理的要因が関与しているのか。。。
誌の表紙を飾る写真、このテーマ。。。
競技に対する姿勢や価値観など
大谷の内面や思考過程に注目する
それを受けて、2ページ目では
THE ICON AMONG US
私たちの中のアイコン。。。
スーパーマン的な才能や資質、偉業などで
偉大な象徴的(アイコン的)存在でありつつ
私たち一般人の心に寄り添い
私たちと同じ社会やコミュニティや環境の中で
身近な存在として感じられ
より親近感やリアリティを持つ存在として捉えられている
アメリカ人目線からも
ただ単に成功したスポーツ選手ではなく
彼自身が文化や社会において重要な象徴的存在であり
私たちと同じ日常の現実の中で生活している
実在の人物であるという点を大きく取り上げているところが興味深い
そのスーパーマン的偉業により
First, he shattered expectations for what a baseball player can be.
Then Shohei Ohtani did the same to the sport’s star-driven economics.
All he wants now: a chance to bend October to his will.
まず
野球選手としての期待を超えた成果を挙げた
次に
スター中心の野球経済観念・スター主導の経済をも打ち砕いた
そして今
彼が望むのは10月(ワールドシリーズ)を手中にするチャンスのみである
プレーオフやワールドシリーズでの成功を切望する背景には
彼の競争心と野球に対する情熱を強調すると同時に
スターに期待されること。。。
市場やメディアに対しても一石を投じようとしいるのではないか。。。
そして3ページ目
PURE JOY. …Not now. Not here.
This is the music of joy.
純粋な喜び…今はない。ここではない
これこそ喜びの音楽
私があえて本ブログ記事の冒頭に掲げたフレーズで
私自身の心が最も揺れた
私もかくありたいと願う「少年の心」
未来にあこがれ、その期待
はち切れんばかりの夢に満ち満ちた
素直で純粋無垢な姿につながる。。。
PURE JOY
純粋無垢 な喜び
純真無垢 な喜び
The peal of wedding bells.
The spring sonata of a songbird.
And this. Elementary schoolchildren at play.
Shohei Ohtani is listening to and watching them smile
and shriek in the delight that only the innocence and wonder of youth allow.
The world will teach them anxiety, duplicity and cynicism.
Not now. Not here.
This is the music of joy.
結婚式の鐘の音色。春の小鳥のさえずり
そして 時を忘れ無心に遊ぶ少年少女
大谷翔平は
その笑い顔と
子供の時だけが持つ純真な喜びの叫び声
に耳を傾け、見つめている
世間は不安、偽りと冷めた心を彼らに教えるだろう
しかし。。。
今はまだ
ここにはない
これこそが喜びの音楽。。。
。。。彼らがこの先直面するであろう
不安、偽り、皮肉などのネガティブな要素は
この瞬間、この場所には存在しない
子供たちの無邪気で純粋な喜びの姿を
大谷は深く愛しみながら眺めている
子供たちの笑顔や歓声は、
子供のもつ純粋さと驚きによってのみ可能な
喜びの表現
この世界の中で失われがちな
ほんとの喜びの源泉そのものを
大谷は心から大切にしている
まだ世界の複雑さや困難に触れていない、
世間の厳しさに直面していない安堵感
世間の不安や偽りとは無縁の
子供たちの純粋無垢な叫び・歓声
けがれないそのままの喜びの姿を目にし
それこそが喜びの音楽そのものだと捉えている
その様子を観察し その純粋な瞬間から
彼がどのようにインスピレーションを受けているか。。。
常識を覆す先駆者でありながら
同時に人間性の根源的な部分にも目を向ける
多面的な大谷の姿が浮かび上がってくる
4ページ以降は
原文(英文)の私の日本語翻訳・意訳文です
さすがプロの専門ジャーナリスト。。。
現場取材した生々しい声を拾った
きわめて具体的かつ詳細記事で
リアルな ”ものがたり” となっている
PART 1: THE GLOVES (グローブ)
PART 2: THE NOTEBOOK (ノートブック)
PART 3: THE DOG (愛犬)
PART 4: THE DEFERRAL (支払い延期契約)
PART 5: GENIUS (天才)
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長い特集記事ゆえ、個人サイトにて紹介します
(SI誌 掲載の原文(英語)・画像を含む)
https://sotexglobal.net/…/%e5%a4%a7%e8%b0%b7%e7%bf%94…/