海外にいち早く目をつけたカープアカデミーの挑戦

 

2016年から2018年までセリーグ3連覇を達成した広島カープ。

現在、セリーグの最強球団だと言い切っていいでしょう。

カープの強さの秘密は育成力。

鈴木誠也選手や巨人に移籍した丸佳浩選手など生え抜きの選手を鍛え上げ、

球界を代表する選手を次々と排出しています。

 

カープの育成力は国内選手のみに留まりません。

野球が盛んなドミニカ共和国にカープアカデミーという選手育成機関を設置。

アカデミーからは、2018年シーズンに25本塁打を記録したバティスタ選手などが育っています。

カープアカデミーは貴重な戦力供給源になっており、カープの強さの一翼を担っています。

 

カープアカデミーの歴史は古く、設立は1990年。

当時からメジャーリーグはドミニカやプエルトリコといった

中南米諸国に野球アカデミーを設置、キラリと光る選手を次々と発掘し

メジャーデビューの道筋を作っていました。

当時のカープオーナーがこの制度を視察し、それにならって日本プロ野球史上初の

海外選手育成機関として誕生しました。

アカデミーからは、名門ヤンキースのレギュラーとして盗塁王を獲得した

ソリアーノ選手らが育ちましたが、資金難のため2000年代に衰退を余儀なくされました。

 

流れが変わったのは2010年代に入ってから。

アカデミーの施設に再投資し、現地のコーチやスカウトらの指導体制を強化。

すると、再び良い選手たちが集まりだしました。

前述のバティスタ選手や中継ぎで活躍するフランスア投手、

巨人に育成選手として入団したメルセデス投手らが日本プロ野球で存在感を発揮しています。

自由に楽しく野球をし、パワーやスピードが規格外なドミニカ人選手。

その一方で、全体練習は苦手で細かいサインプレーなどにミスが目立つ側面も。

カープアカデミーは、歴史的に日本野球が武器としてきた緻密な野球を彼らに教え込みます。

粗が目立った選手たちが細かい指導で力をつけ、金の卵として日本プロ野球の世界に入ってくるのです。

カープアカデミーの成功からは、スポーツ界に留まらず日本企業の海外展開、

特に海外人材の育成について多くのことを学ぶことができます。

 

少子高齢化による人手不足が進む日本社会では、

国内だけでなく海外からの人材受け入れがますます盛んになることでしょう。

良い人材は黙っていても来てくれるわけではありません。

カープアカデミーのように、育成システムを作り上げ自ら金の卵を発掘していかねばならないのです。

育った人材は国内での活躍だけでなく、

将来的に企業が海外展開をする時に最も活躍が見込める存在でもあります。

 

海外人材の良いところはそのままに、日本式の育成論を組み合わせて世界で活躍できる人材を排出する。

国内の労働人材が不足する中で、カープアカデミーの成功からは日本企業の将来を考えるヒントが詰まっています。

海外展開は市場確保に留まらず、人材獲得という観点からも注目するべきなのです。

 

 

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